トヨタ「ノア」「ヴォクシー」、ホンダ「ステップワゴン」、そして日産「セレナ」。
ミドルミニバン元年とも呼ばれる年となった昨年は、各メーカーの顔とも言えるミドルサイズのミニバンが揃ってフルモデルチェンジをしました。
それぞれに個性があり、ユーザーとしてはうれしい反面、どの車種を選べばいいか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事ではトヨタヴォクシーと日産セレナ、この2車種を比べるポイントを余すことなくお伝えします。ぜひ比較材料としてお使いください!
それでは早速それぞれのグッドポイントと注意点を先にまとめます。
お急ぎの方はここだけ読んでもOK!!
ヴォクシー
- 燃費性能はピカイチ!他ライバル車と比べ頭ひとつ抜け出ている。
- 3列目シートの使い勝手◎ワンモーションで収納可能で女性でも軽々!
- 電動バックドアは女性には嬉しいポイント!
- 上位グレード、四駆は7人乗りのみ!8人乗りは選択できない!
- 四駆モデルは上位グレードでも16インチのホイール

セレナ
- 中間グレードでも2列目シートヒーターの設定あり!
- 12.3インチの大画面ナビは見やすさ◎
- e-POWER特有のワンペダル走行が便利!
- e-POWERは二駆のみ、四駆の設定はガソリン車のみ
- 3列目シートの格納はイマイチ、シートが重い上に跳ね上げ方法が他ライバルと比べ複雑
更に詳しく比較してみたい人はサイズや、燃費などを比較チェックしてみましょう!
チェックするポイントは大きく分けて次の5つ!
- まずはそれぞれ車種の特徴をチェック!
- 今回のモデルチェンジで変わったポイントをチェック!
- カタログや数値だけではわからない便利機能や注意点を解説!
- 価格・燃費・運転のしやすさなどをデータで比較!
- ライバル車種は?
それでは最後までお付き合いください。

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【2023年最新版】ヴォクシー・セレナ徹底比較!! ~まずはそれぞれの特徴を知ろう!~

大きすぎず、小さすぎず。背が高く、6〜8人乗りの車を日本では「ミニバン」と言います。
中でも、トヨタ「ノア&ヴォクシー」、ホンダ「ステップワゴン」、日産「セレナ」の3車種はファミリー層から人気で、それぞれ町で見かけない日はありません。
3車種とも、取り回しや、燃費など、子育て中のご家庭にうれしいポイントをしっかりとおさえてきています。
しかし、それぞれがいいとはいえ、ミニバンは一家に一台というのが普通ですので、比較の為、カタログや公式サイトから分かるデータを元にそれぞれの特徴を見ていきましょう!
今回はヴォクシー、セレナの2車種ですが、他記事にてステップワゴンVSヴォクシー、セレナVSステップワゴンなどの記事も作成しますのでそれぞれご覧ください!
ヴォクシーの特徴

2022年1月、ミニバン市場に先陣を切って姉妹車であるノアと共に、登場したのがこのヴォクシーです。2001年に登場した初代からいままで、ずっと売れ続けている大ヒットミニバンは、特に若い世代から大人気で、新型となったいまでも、多くの人がヴォクシーを指名で買いに来ると販売店は言います。
特に先代のヴォクシーの人気は凄まじく、新型の発売から1年を経過した現在でも1日に見ない日はないといえる売れっぷりでした。
そのヴォクシーが遂にフルモデルチェンジ!車の骨格といえるプラットフォームTNGA(Toyota New Global Architecture)という車の骨格にあたる構造を新しく採用し、乗り心地や性能がアップしました。
ヴォクシーの特徴といえばなんといってもこの大胆に開いたフロントグリル!押し出し感の強かった先代からさらにその存在感をアピールしてきました。
ただ、サイズも先代と比べ大きくなり、ノアはノーマルモデルが用意されていますが、このヴォクシーは幅の広いエアロのついた3ナンバー車のみの設定となっています!
セレナの特徴

一方こちらが新型セレナ。初代セレナは1991年に登場し、2018.2019年は2年連続でミニバンクラス新車販売台数1位を獲得するなど、こちらも長年人気を博しているロングセラーモデルです。
ヴォクシーと比べると新型のデザインはとても未来感を感じます。
ミニバン市場獲得競争に一番最後で参戦したこのセレナは、2023年1月現在、ハイブリッドモデルはまだ市場に登場していません。
このセレナの凄いところは、2022年に他ライバルたちがこぞってモデルチェンジをしている中、モデル末期のセレナが販売台数トップ10入りするなどの人気を見せていたところです!
新型となったセレナはより上質でモダンなエクステリアに加え、日産初のスイッチタイプの電子制御シフトを採用したインテリアでより上質な室内空間を実現しています。
シフトレバーがなくなったので運転席回りがとてもすっきりして見えますね!
CMでお馴染みのハンズオフ機能は最上位グレード「e-POWER LUXION」にしか設定できないものの、安全性能、走行性能ともにハイレベルで抜かりはありません。
2022年のモデルチェンジでどこが変わったの?
ヴォクシー新型・旧型の比較
旧型ヴォクシーから変わったポイント
- 高さ7センチアップ
- ハイブリッドバッテリーがニッケル水素からリチウムイオンバッテリーに進化!
- 燃費が19km/Lから23km/Lへ大幅進化!
- アダプティブクルーズコントロール追加
- レーンキープアシストシステム追加
- 電子制御パーキングブレーキを採用!!
- パワーテールゲートが追加
- 後席シートヒーター、ステアリングヒーターがオプション追加
ハイブリッドのバッテリーがリチウムイオンバッテリーに変わったことで、大幅に燃費性能が向上しています。
さらに、安全性能はトヨタセーフティセンスが進化し、ドライバーの負担が少なくなるので遠方に旅行に行く時など、大変便利になりました!そして、ヴォクシーにもようやく電子制御パーキングブレーキが採用されました。駐車時にブレーキから足を放していても停車を保持してくれます!
セレナ新型・旧型の比較
旧型セレナから変わったポイント
- 排気量1198㏄から1433㏄へパワーアップ!
- 燃費性能18km/Lから19.3km/Lへアップ!
- 最小回転半径は5.5mから5.7mへ
- DVDは再生不可へ
- 後席のシートリクライニング追加
- 後席のシートヒーターがオプションに追加
総排気量がアップしているのでよりスムーズに加速してくれます。ややサイズが大きくなりましたが、それを感じさせない安全性能と、燃費性能でミニバンユーザーのニーズに応えてくれます。DVD再生機能がなくなったのはファミリー層としては少し残念なポイントです。
2つの車種をデータで比較、優れているのはどっち?
進化したポイントは分かったけれど、実際にどのくらい進化したの?
実用性はどちらの車のほうがいいの?
という疑問が聞こえてきそうなので次はカタログの数値を見ながら比較してみましょう!
ヴォクシー・セレナ燃費の比較!1Lで少しでも多く走れるのはどっち?年間の維持費で徹底比較!!

これは結論が出ています。ノア、ヴォクシーに搭載されているハイブリッドシステムに優るエンジンは現状ありません。燃費の数値だけでみると他ライバルと比べ頭ひとつ抜き出ていると言えます。
実際にどのくらい燃費差で維持費が変わるのか次の比較表で確認してみましょう。
(*WLTCモードの最も燃費のいいモデルで比較)
ハイブリッドモデル | ガソリンモデル | |
ヴォクシー | 23.0km/L | 15.0km/L |
セレナ | 20.0km/L | 13.4km/L |
例えば、月に1000キロ走るご家庭の場合で、ガソリン代を1ℓ150円で計算してみます。
ヴォクシー:1000㎞÷23.0km/L×150円=6521円
セレナ:1000㎞÷20.0km/L×150円=7500円
年間だとその12倍なので、ヴォクシーは78252円、セレナは90000円です。
運転しやすさに直結する、大きさや小回りの性能は?
休日はお父さんが運転してドライブや買い物、お出かけに行くミニバンですが、平日の大部分は奥様が運転するというご家庭は多いです。そんな奥様の悩みはただ一つ、ミニバンは大きすぎて運転しにくい、ぶつけたりしたらどうしよう。そう、車の運転のしやすさです。
ヴォクシー、セレナどちらが運転しやすいのか、サイズの数値から運転のしやすさについて考えてみましょう。
ヴォクシーとセレナのサイズ比較!
まずは長さと幅ですが、ヴォクシーのほうが幅は長く、セレナは長さが約7センチほど長いことがわかります。幅は1.5センチの差なので大きな違いはありません。
7センチというと、500㎖のペットボトルの直径とほぼ同じです。やや長いけれど、気にするほどではないような気がしますね。
ヴォクシー | セレナ | |
全長 | 4695㎜ | 4765㎜ |
全幅 | 1730㎜ | 1715㎜ |
次に高さですが、運転のしやすさに直結するものではありませんが、これは両車ほとんど差はないといっていいでしょう。
ヴォクシー | セレナ | |
全高 | 1895㎜ | 1870㎜ |
最後に最小回転半径ですが、この数値が小さければ小さいほど小回りがきくと認識していただければOKです。ここはヴォクシーに軍配があがります。同じように回ると、20センチの差が出るので、セレナでは曲がれない角もヴォクシーであれば曲がれるといった場面もあるかもしれませんね。
ヴォクシー | セレナ | |
最小回転半径 | 5.5m | 5.7m |
取り回し、サイズ感を運転のしやすさで判断するならば、総合的にヴォクシーのほうが優れていると言えるでしょう。
ただ、セレナ、ヴォクシーともに運転席からの見晴らしはとてもよくなっています!運転席に座ってみたらその水平基調のインテリアのおかげで大きさを感じにくい工夫がされていることがわかります。
ミラーの側にある三角の窓、これが視界の良さのポイントで、歩行者や障害物が認識しやすくなっています。
この運転のしやすさというのは実際に乗ってみないと分からないものです。サイズ感はもちろんですが、運転手の身長や、目線の位置によってはその感覚は違ってきます。
この記事を読んでヴォクシーのほうが優れている。そう決めつけるのはまだ早いかもしれませんね。
ヴォクシー | セレナ | |
全長 | 4695㎜ | 4765㎜ |
全幅 | 1730㎜ | 1715㎜ |
全高 | 1895㎜ | 1870㎜ |
最小回転半径 | 5.5m | 5.7m |
子育て世代の方が一番気になるポイント、室内空間はどう?

ヴォクシー | セレナ | |
室内長(㎜) | 2805 | 3145 |
室内幅(㎜) | 1470 | 1545 |
室内高(㎜) | 1405 | 1400 |
室内サイズの比較表を見てみると、長さや幅はセレナの方が長いので車の中で子供が遊んだり、車中泊をしたりするときは便利です。高さはヴォクシーの方が高いことがわかります。ただ、その差は気になるほどではないのでほぼ互角といえます。
>>セレナでの車中泊の情報はこちら
>>ヴォクシーでの車中泊の情報はこちら
続いてシートレイアウトについては、セレナには面白いギミックがあります。2列目のシートの中央に「マルチセンターシート」というシートがグレード別に装備されています。この「マルチセンターシート」というのは、2列目の中央部を運転席と助手席の真ん中にスライドさせることで8人乗り仕様でも2列目から3列目へウォークスルーできるという優れもの。
8人全員が乗る機会は少ないけれど、たまに8人乗るというご家庭にはうれしいポイントです!

一方ヴォクシーは2列目に前後のロングスライドに加え、上級グレードにはオットマンをオプション設定しており、ワンクラス上のアルファードや、ヴェルファイア同等の快適性を味わうことができます。
三列目シートはノア、ヴォクシー、セレナそれぞれはね上げ式のシートを採用しています。
この3列目シートがポイントです!
ヴォクシーの3列目シートは非常に簡単に収納できます。シートも軽く、女性でも片手でできるほどです。
一方セレナの3列目シートはヴォクシーに比べて重く、その収納方法もやや複雑なので頻繁に出したり収めたりする人は大変な思いをするかもしれません。
しかし、セレナは唯一三列目のスライド機能が備わっているのでギミックの多さはセレナに軍配が上がりそうです。さらに3列目の広さはセレナが最も広いので常に3列目を出して使う人は重いシートでも問題ないでしょう。(ステップワゴンの床下格納機能が最も支持されているが、今回は比較対象ではないので割愛します。)

シートアレンジの充実さ、子供にうれしいシートバックテーブルなど、2車種とも子育て中のご家庭にとってかゆいところに手が届く装備をそろえていることがわかります。
子育て中のご家庭は車の中で子供を遊ばせたり、着替えをしたり、複数人の送迎など、車の活躍シーンは多岐にわたります。どのような状況でもこの2車種はその室内空間でユーザーを満足させてくれることは間違いないでしょう!
運転支援装置などの先端技術の搭載状況は?

先進安全装備は両者共にかなり充実しています。ヴォクシーは『トヨタセーフティセンス』、セレナは『360°セーフティアシスト』という安全装置を採用しており、衝突回避や走行のアシストなどでドライバーの疲労を軽減してくれます。
いざというときに車がブレーキをかけてくれたり、長距離の運転時、ハンドルやアクセル操作をサポートしてくれるので、安心して家族みんなで旅行や買い物に行けそうです!
一方セレナでは「プロパイロット」を全車に標準装備し、こちらも安心なドライブに出かけることができます。グレード別ではあるものの「ナビリンク機能」もオプションで用意されています。このナビリンク機能というのは、プロパイロットがナビゲーションシステムと連動して制限速度に応じて速度を切り替えたり、運転支援システム使用時、カーブに合わせて減速してくれる機能のことを指します。
加えて最上位グレードLUXIONにはcmでお馴染み手放し走行を可能とする「プロパイロット2.0」を採用して、価格は他ライバルと比べ割高ではあるものの、その価格に見合った装備が準備されています。
もちろん、ヴォクシーも高速道路や、自動車専用道路において、ドライバーの認知、判断、操作をサポートする「アドバンストドライブ」や、駐車時にハンドルやアクセル操作をほぼ自動で行う「アドバンストパーキング」を装備し、こちらも抜かりない安全性能です。
注意点としては、安全装置の一部はオプション設定となっています。
前述のヴォクシーのアドバンストパーキングやセレナのプロパイロットナビリンク付きなどはオプションで設定できます。
オプション設定もあるとはいえ、安全性能、装備面についても両者引き分け、大差なしと言っていいでしょう
一番気になる、価格の比較!

ヴォクシー | セレナ | |
ハイブリッド上級グレード | 3,740,000円 | 3,686,100円 |
4WD | 3,960,000円(ハイブリッド) | 3,535,400円(ガソリンモデル) |
ハイブリッドモデル | 3,440,000円 | 3,499,100円 |
ガソリンモデル上級グレード | 3,390,000円 | 3,269,200円 |
ガソリンモデル | 3,090,000円 | 3,088,800円 |
*上級グレード:ヴォクシーハイブリッドS-Z、セレナe-POWERハイウェイスターV
*ハイブリッドモデル:ヴォクシーハイブリッドS-G、セレナe-POWER XV
*ガソリンモデルはそれぞれヴォクシーS-Z、S-G、セレナハイウェイスターV、XV
ヴォクシーのほうが高いように見えますが、これはあくまで車両本体価格です。このほかにオプションがそれぞれ用意されています。
特に日産の最近のオプションは必要なものすべてを一緒にしている物が多く、1つのオプションをつけるのに約40万円超えのオプションパックをつける必要があります。例えば、プロパイロットや、ETC2.0などはバラ売りされていません。つまり、付けるには40万円越えのセットオプションをつける必要があるということです。
では実際に買うにはどのくらい予算を用意しておけばいいのかそれぞれオンラインで見積もりシュミレーションができるので確認してみました!
まずはヴォクシー、ハイブリッドの上位グレードは安全装備は妥協せず、10.5インチのディスプレイモニターを装備したコミコミ価格は約470万円!!
ガソリンモデルはこの約30万円安くらいになります。
一方セレナのe-POWER(ハイブリッド車)上位グレード ハイウェイスターVは約455万円!!
車両価格と100万円ほどの差がありますのでここは要注意!これには先程ご紹介したセットオプションも含まれています。ガソリンモデルはその約30万円安くらいです。
実際に購入するとなると、同じようなオプションで比べる必要がありますが、その結果はうーん、正直大差無しと言っていいかもしれません。20万円ほどヴォクシーの方が高いですが、燃費差を考えるとヴォクシーの方がお買い得かもしれませんね!
購入する販売店によって諸費用などに違いがありますので、詳細なお見積もりが必要な際は最寄りの販売店に足を運んでみましょう!
ちなみに、中古車の価格も比較しておきましょう!
ヴォクシー:2020年式1万キロ程度の車が約260万円(車両本体価格)~390万円(車両本体価格)程度
セレナ:2020年式1万キロ程度の車約240万円~420万円程度
それぞれガソリンモデルとハイブリッドモデルの合算になりますので幅がありますが、新車と比べ初期費用が安く抑えられますので検討してみてはいかがでしょうか。
ヴォクシー、セレナ徹底比較表!

ヴォクシー | セレナ | |
---|---|---|
駆動方式 | 2WD | 2WD |
メーカー希望小売価格 | 3,740,000円 | 3,686,100円 |
全長㎜ | 4695 | 4765 |
全幅㎜ | 1730 | 1715 |
全高㎜ | 1895 | 1870 |
車両重量kg | 1670 | 1810 |
定員 | 7名 | 8名 |
室内長㎜ | 2805 | 3145 |
室内幅㎜ | 1470 | 1545 |
室内高㎜ | 1405 | 1400 |
総排気量 | 1797cc | 1433cc |
燃料タンク容量 | 52L | 52L |
エンジン最高出力 | 72(98)/5200 kw(ps)/rpm | 72(98)/5600 kw(ps)/rpm |
モーター最高出力 | 70.0(95.0)/kw(ps)/rpm | 120.0(163.0)/kw(ps)/rpm |
燃費 | 23.0km/L | 19.30km/L |
最小回転半径 | 5.5m | 5.7m |
エアコン | 左右独立式 | プラズマクラスター搭載 |
パワーテールゲート | あり | なし |
ハイブリッド上位グレード オンライン見積もり結果 (オプションは同程度のフルオプション) | 4,745,400円 | 4,555,921円 |
ヴォクシー セレナのライバル車種について

日本でミニバンといえば全高が高く、3列シートを装備し、6〜8人が乗れる車をさすことが一般的です。室内空間が広く、複数人乗っても快適に使用でき、ファミリー層から支持されています。
そんなミニバンですが、2023年1月現在、今回紹介したヴォクシー、セレナに加え、各メーカーからそのライバルになりうる車が発売されています。
そのライバル車種の筆頭は、冒頭でもご紹介しましたが、ホンダステップワゴンです。三菱デリカD5やトヨタのアルファードなどもグレードによっては比較対象となるかもしれません。また、ホンダにはもう1車種、サイズはコンパクト、その姿をノア・ヴォクシー、セレナ、ステップワゴンより街中でみかける車があります。そう、フリードです。2022年の新車販売台数のミニバン部門はこのフリードがナンバーワンでした。ミニバンの特徴と、コンパクトな車体が女性からの支持をあつめ、見事他の車種をおさえ多くの人に選ばれているのです!
トヨタのシエンタも2022年にフルモデルチェンジをしてフリードとの勝負に出ましたが、納期の長期化も相まってトップの座は明け渡している形になります。
ライバル車種
- ステップワゴン(ホンダ)
- フリード(ホンダ)
- シエンタ(トヨタ)
- アルファード(トヨタ)
- デリカ(三菱)
【まとめ】ヴォクシー、セレナ、どっちを選ぶと後悔しない?

ここまで、様々な観点から2車種を比較してきました。ここまで読んでくださった皆様はきっとこう思っているはずです。
『結局どちらが優れているのか。』
それではもう一度ポイントを押さえておきましょう。
ヴォクシー
- 燃費性能はピカイチ!他ライバル車と比べ頭ひとつ抜け出ている。
- 3列目シートの使い勝手◎ワンモーションで収納可能で女性でも軽々!
- 電動バックドアは女性には嬉しいポイント!
- 上位グレード、四駆は7人乗りのみ!8人乗りは選択できない!
- 四駆モデルは上位グレードでも16インチのホイール
セレナ
- 中間グレードでも2列目シートヒーターの設定あり!
- 12.3インチの大画面ナビは見やすさ◎
- e-POWER特有のワンペダル走行が便利!
- e-POWERは二駆のみ、四駆の設定はガソリン車のみ
- 3列目シートの格納はイマイチ、シートが重い上に跳ね上げ方法が他ライバルと比べ複雑
結論はこうです。
『どちらも優劣つけがたく、どちらの車種も素晴らしい。』
...わかっています。そんな結論が聞きたいわけではないことも。そこで、2つのポイントに絞り結論を出すことにします。
長期的にみて、維持費が安く抑えられるのはヴォクシー
3列目を頻繁に収納して荷物を載せるという人もヴォクシーがいいでしょう!
一方、最も安いグレードは2,768,700円と、比較的安価なグレードがあるセレナは初期費用を少しでも抑えて、e-POWERのスムーズな電動感を味わいたいという人におすすめします!
これでいかがでしょうか。このまとめの結論は次の通りです。
どちらを選んでも後悔はしません。ただ、それぞれのご家庭にとって「いいもの」は違います。2車種を比較し、ご自身が選んだ車種が正解の車種です。
素敵なカーライフをスタートするお手伝いができればこの記事の役目は果たしたということになるでしょう。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
愛車をお得に乗り換える方法

車の乗り換えや売却を検討する際、注目されているのが「MOTA車買取」です。
車一括査定サービスは便利な一方で、多くの業者から直接電話がかかってきたり、営業対応が煩わしいといったデメリットも少なくありません。
しかし、MOTAでは高額査定を提示した上位3社のみが連絡を行うため、従来の車買取サービスと比べて業者とのやり取りが大幅に簡略化されています。
さらに、MOTAが実施したアンケート調査によると、下取り価格よりも平均で30.3万円も高く売却できたというデータが報告されています。(調査対象:2023年6月~2024年5月、回答数3,645件)
- 車買取サイトを利用したいけど、多数の業者からの電話や査定対応が煩わしい
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- 現在の下取り価格に納得がいっていない人
愛車の本当の価値が知りたい人は、「MOTA」をチェックしてみてください。
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