タントとスペーシアどっちを選ぶべき…?
小さな子どもを乗せるのに使い勝手が良いのはどっちだろう?
室内が広そうなこの2台だけど他に違いはあるのかな?
という方もいるのではないでしょうか?
買ってから後悔しないためにも比較して自分に合う車を見つけることが大事です。
そこで特にママに人気の「タント」と「スペーシア」を、子育て目線で気になる機能や設備を中心に大きく10項目に分けて比較してみました!ぜひ参考にしてみてくださいね。
・車を降りる時に予約しておくと、次に乗る時に車に近づくだけで自動でドアが開く
・安全装備がパワーアップ
詳しくは以下の記事で詳しく変更点を解説しています。
どっちが人気?最新8月の新車販売台数を比較
2020年8月の最新データと今年の累計販売台数がこちら!
メーカー | 車種 | 【8月】新車販売台数 | 【2019年累計】新車販売台数 |
---|---|---|---|
ダイハツ | タント | 9,150台 | 113,186台 |
スズキ | スペーシア | 10,579台 | 113,112台 |
最新8月の新車販売台数ではスペーシアが若干リードした形です、昨年累計ではタントが若干多かったです。
見た目はどっちが好み?デザイン比較
ノーマル
【タント】
【スペーシア】
やはりフルモデルチェンジしたての新型スペーシアのほうが見た目にもこだわっているのが見て取れます。
スーツケースをモチーフにしていることもあり、見た目の可愛さに惹かれる方も多いのではないでしょうか。
またスペーシアはルーフ付き2トーンカラーもありますよ。
カスタム比較
【タントカスタム】
【スペーシアカスタム】
スライドドア比較!使い勝手は全然違う!?
タントとスペーシアの最大の違いはスライドドアと言っても過言ではないはず…!
タントには他の軽自動車にはない特徴があります。
それがミラクルオープンドアです。
前席と後席の間の柱をなくしたことによって、人や荷物の乗り入れをしやすくしています。
上の画像のようにミラクルオープンドア使用時ではなんと開口幅が149cmもあるのでとっても開放的です。
家具などの大きい荷物を載せる時なんかは使い勝手が良いですね。
ただ助手席のドアを全開にしないと実現できないので、狭い場所では注意が必要です。
対してスペーシアはほんの少しの差ですがタントよりステップ高が低いので、子供やおじいちゃんおばあちゃんの乗り降りに優しいですね。
付いているドア機能はほぼ同じ
パワースライドドアに付いている機能は、タント・スペーシアともにほぼ同じです。どちらも「ワンタッチ開閉ボタン」「予約ロック機能」「イージークローザー」などの機能が付いています。
シートアレンジ
シートアレンジに関してはどちらも大変フレキシブルで、後部座席もそれぞれ独立したリクライニング機構を持っています。またどちらもシート肩口にあるレバーで簡単にフラットに倒せます。
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【タント】
【スペーシア】
さらにタントは「超ロングスライド機能」で助手席を前方に大きく動かすことが可能です。
そのため、助手席と後部座席の間にベビーカーをそのまま積み込むことができるという強みがあります。
めいいっぱい前にすることで後ろにスペースが生まれ、赤ちゃんのケアも無理なく出来ますね。
またタントは助手席を倒したときにテーブルになるのも便利ですね。
このように比較してみるとシートアレンジはタントの方が一歩リードした印象ですね。
日頃からベビーカーの載せることが多い方は、ミラクルドアで助手席をめいいっぱいスライドできるタントの方が使い勝手が良いかもしれませんね。
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室内内装
インパネ周り
メーターの位置がタントは中央、スペーシアは運転席側にあります。収納はどちらも充実していますよ。
【タント】
【スペーシア】
【タントカスタム】
スペーシアにはスリムサーキュレーターが装備
大きな違いとしては、スペーシアにスリムサーキュレーターが装備されたことです。タントには設定がありません。
前席と後席のちょうど間辺りの天井にスリムサーキュレーターが付きました。
これによって前席が暑い・後席が寒いといったような温度差問題を解消でき、車内全体の空気を循環させてどこに座っても適温です。
荷室
高さはほぼ同じですが、幅は7cmの差があります。スペーシアは出っ張りがない分広く幅が取られていますね。
【タント】
【スペーシア】
注目してもらいたいのが上の画像にも黄色で〇しているところです!
スペーシアには自転車をスムーズに載せやすいように凹みがあります。
自転車を載せる機会がある人には地味に便利だと思いますね。
日焼け対策
ロールサンシェイドを比較
ロールサンシェイドはタントは標準装備、スペーシアがタイプ別設定。
どちらも後席左右の窓に下から上に持ち上げて引っ掛けるタイプです。
【タント】
【スペーシア】
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UV・IRカットガラスを比較
紫外線を99%カットするUVガラスと赤外線をカットするIRガラスは、タントスペーシアともにタイプ別設定になります。
どちらもフロントガラス・運転席&助手席窓ガラスに対応しており特に機能に変わりはありません。
赤外線をカットすることで、夏場は車内に熱がこもりにくく温度の上昇を防ぐ役割、冬場は車内の熱が逃げにくくなり暖房の効きが早くなります。
【タント】
【スペーシア】
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燃費
タント | スペーシア | ||
---|---|---|---|
燃費 | JC08モード(カタログ値) | 24.6~28.0km/L | 26.4~30.0km/L |
カタログ燃費を比較すると、タントが28.0km/L、スペーシアが32.0km/Lとなっています。
ただし、実燃費にするとスペーシアの方が大幅に良いという評判です。
その背景としては、タントと比較してスペーシアの車重は130kg余り軽いこと、およびエネルギー回生システムである「S-エネチャージ」を搭載していることが挙げられます。
「街乗りで頻繁に車を使用する」「家族で遠出することが多い」という子育て世代には、スペーシアがより魅力的でしょう。
また新型スペーシアは全グレードで「ハイブリッド車」の設定になり、実際に運転してみると静かです。
アイドリングストップからエンジンが始動するときにその差がよく分かります。
燃費を重要視している方は新型スペーシアが経済的ですね。
安全性
タントはダイハツが開発している安全装備「スマートアシストⅢ(スマアシ)」がグレード別によって標準装備されています。
スペーシアには、基本安全・予防安全(スズキセーフティサポート)・衝突安全、この3つの安全技術が装備されています。
主な安全装備を表で比較してみました。
タント | スペーシア | ||
---|---|---|---|
安全装備 | ブレーキサポート | ||
後退時のブレーキサポート |
標準装備【軽初】 |
||
車線逸脱防止 | |||
誤発進抑制 | |||
横滑り防止 | |||
先行車発信お知らせ | |||
オートハイビーム | |||
サイドエアバッグ | メーカーオプション |
標準装備(フロントシートサイド) |
|
クルーズコントロール*4 | HYBRID XSターボのみ追従型ではないクルコン搭載 |
*4 クルーズコントロール…アクセルペダルを踏まずに一定の速度で走行できる機能
スペーシアは軽で初めて後退時の自動ブレーキが装備されたり、サイドエアバッグが標準装備だったりと、タントよりも少し充実しているのが分かります。
またスペーシアはグレードのなかで「衝突被害軽減ブレーキ非装着車」を選択することができます。
非装着車だと本体価格は6万円ほど安くなりますが、たった6万円ほどで安全装備が充実するので、ブレーキ装着車のほうがおすすめです。
一方でタントの柱がないスライドドアの安全性どうなの!?って疑問に思う方も多いと思います。
公式サイトにはこのように書かれています。
フロントドア後端部とリヤスライドドア前端部に、通常鋼板の3倍以上の強度を持つ「超高張力鋼板」を使用したピラーを内蔵。フロントドアの上下と、リヤスライドドアにロックを配置し、ボディとしっかり結合することで、ドアがピラーの役割を果たし、ピラーのある運転席側と同等の強度・剛性を確保しました。さらに、フロントドア、リヤスライドドアにインパクトビームを配置。 乗員への衝撃を緩和します。
要するに、柱はないけどスライドドアに柱が内蔵されていて強度も確保しているということです。
出典:ダイハツタント
価格値引き
タント | タントカスタム | スペーシア | スペーシアカスタム | |
---|---|---|---|---|
本体価格 | 122~165万円 | 152~187万円 | 127~158万円 | 151~190万円 |
値引き目標額 | 20万(オプション値引き含む) | 20万(オプション値引き含む) |
タントもスペーシアも20万値引いてもらえたら合格ラインでしょう。(2018/10月更新)
とはいえ限界まで値引きしてもらうためには、NBOXも含めたライバル車としっかり相見積もりさせることが重要になってきますね。
ちなみにディーラーで下取り予定の方はいますか?そのまま下取りに出していたらわが家は危うく25万円も損するところでした…。
損しない正しい売り方を理解してトータルで車を安く買うコツをまとめましたので良ければ参考にしてみてください。
またお得に新古車や未使用車を見つける方法もまとめたのでこちらも参考になれば嬉しいです。
パッと見比較
タント | スペーシア | ||
---|---|---|---|
デザイン | 220cm | 215.5cm | |
室内長 | 135cm | 134.5cm | |
室内幅 | 136.5cm | 141cm | |
室内高 | 920kg他 | 850kg他 | |
車両重量 |
両側・片側 設定あり |
両側・片側 グレード別設定 |
|
スライドドア | パワースライド(電動) | ||
開口幅 | |||
ワンタッチ開閉・ロック*1 | |||
予約ロック*2 | |||
イージークローザー*3 | |||
ステップの高さ(地上高 | リア(後部座席) | 37cm | 34.5cm |
荷室 | 59.5ccm | 51cm | |
日焼け対策 | ロールサンシェイド(後部座席左右) | 標準装備 | タイプ別設定 |
スーパーUVカット・IR(赤外線カット)ガラス | フロント(タイプ別設定) | フロント(タイプ別設定) | |
安全装備 | 自動ブレーキ | 後退時も【軽初】 | |
車線逸脱防止 | |||
誤発進抑制 | |||
横滑り防止 | |||
先行車発信お知らせ | |||
オートハイビーム | |||
サイドエアバッグ | メーカーオプション | 標準装備(フロントシートサイド) | |
クルーズコントロール*4 | HYBRID XSターボのみ追従型ではないクルコン搭載 | ||
燃費 | JC08モード(カタログ値) | 24.6~28.0km/L | 26.4~30.0km/L |
本体価格 | 122~187万円 | 127~190万円 | |
値引き目標額 | 15万 | 20万 |
まとめ
ここまで比較してきましたが、タントの魅力はやはりミラクルオープンドアでしょうか。
助手席もテーブルになったりロングスライドもできるので、使い勝手を重視したい方はタントがおすすめです。
一方で車内はシンプルで良い方や低燃費を重視したい方はスペーシアがおすすめです。
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※1.日本マーケティングリサーチ機構調べ(2020年1月調査)