今回は、『ノア×車中泊』という点に焦点を絞ってご紹介をします!
キャンプなどのアウトドアブームとともに「車中泊」も静かなブームになっています。
旅行手段としての車中泊の他に、車中泊自体を非日常のちょっとしたイベントとして楽しむ人も増えていますね。
ノアでの車中泊はどうだろうと、気になってこの記事にたどり着いた方も多いと思います。
この記事では、ノアでの車中泊のポイントや、実際にノアで車中泊を楽しんでいる方の声などしっかりリサーチしてご紹介をさせていただきます。
また、この記事ではノアでの車中泊のポイントなどをお伝えするとともに、安全な車中泊のためのポイントなマナー、より快適な車中泊を実現するための方法などをお伝えします。
ノアで車中泊はどうなの!?

結論からお伝えしますと、ノアは車中泊に非常に適した車と言えます。
荷室とセカンド・サードシートをアレンジすることで、ほぼフラットに近い状態の広いスペースを確保することができるため、大人2人でも足を伸ばして就寝することが可能です。
ただし、床面には凹凸が発生してしまうため、凹凸を吸収するために、車中泊マットなどを導入することで、さらに快適なノアでの車中泊が実現できるでしょう。
当サイトの調査でのノアの車中泊快適度評価は、4.4点(5点満点)となっており、非常に高い評価となっています。

もっと、もっと、家族しよう
引用:トヨタ ノア広告
まだ見ぬ風景が、まだ知らない時間が私たちをきっと待っている。
そんな予感を乗せたノア。
トヨタのキャッチコピーが表すように、ファミリー層をターゲットとして設計されているノア、日常での利用だけではなく、快適な車中泊が実現できる車としても、活躍します。
車高が高く、室内空間を広くとることができるため、背の高い荷物なども楽々積むことが可能です。

また、荷台には、床下収納スペースが設けられているので、車中泊グッツを積んでおくこともできますね。
荷室の高さは1,255㎜、幅は最大で1,310mmとなっており、シートアレンジによって最大で1,770mmまでの長さを確保できるので、大人でも横になって足を伸ばして車中泊を行うことが可能です。
ノアの特徴

トヨタのノアは、2023年上半期の車種別売上ランキング5位となっており、ファミリーカーの王道といったポジションを確保している人気車種です。
日本自動車販売協会連合会 自動車販売台数ランキング (2023年1~6月) | 第5位 |
WLTCモードでの燃費は、2WD(S-Z・S-G・Z)は23.0km/L、2WD(G)は23.2km/L、E-Fourは22.0km/L、E-Four(S-G)は、21.9km/Lという低燃費を実現しています。
使い勝手の良さや、荷台スペースの使い勝手などからファミリーカーとして多くのユーザーの支持を受けています。
X・G・Z・S-G・S-Zの5つのグレードがあり、上級グレードのZには、上質なエクステリアだけでなく、パワースライドドアや快適温熱シートなどを標準で装備しています。
ノアは荷室スペースを広く活用できることが、ファミリーカーとして評価されているポイントの一つです。
多くなりがちな家族旅行の荷物なども楽々積み込むことが可能です。
そのため、キャンプなどのアウトドアが趣味のユーザーにも選ばれる車種となっています。
特徴 | 詳細 |
---|---|
燃費 | WLTCモードでは2WD(S-Z・S-G・Z)は23.0km/L、2WD(G)は23.2km/L、E-Fourは22.0km/L、E-Four(S-G)は、21.9km/L |
デザイン | モダンな佇まいとパワフルなボディデザイン |
乗り心地 | 高剛性ボディにより優れた乗り心地と優れた操縦安定性 |
安全運転支援機能 | Toyota Safety Sense |
グレード | X・G・Z・S-G・S-Z |
荷室スペース | 荷室長は315mm、荷室幅は最大1,310mm、荷室高は1,250mm |
エンジン | 1.8L ENGINE 2ZR-FXE×ハイブリッドシステム |
詳細なスペックは以下のノアの紹介記事でご説明しています。

ノアで車中泊するためのシートアレンジは?

ノアでの車中泊を検討中のユーザーにとって、一番気になるのが、シートアレンジの活用方法ではないでしょうか?
ノアは大型の商品の荷物の運搬などにも対応できるように、サードシートを倒してほぼフラットにすることが可能です。
フラットスペースを活用することで、快適な車中泊を行うことが可能です。
大人2人が足を伸ばして就寝することができるスペースを確保することができます。


リアシートに限らず、運転席および助手席のシートについてもフロントフラットソファモードを利用すれば横にもなれるアレンジになります。


ミニバンでの車中泊のメリットは、広いスペースを有効的に活用できる点にあります。
車中泊を行う際に、天井が低いことで圧迫感を感じてしまう方もいますが、ノアでの車中泊であれば、圧迫感を感じることなく、車中泊を行う事ができるでしょう。
ノアでの車中泊ユーザーの口コミ
ノアは快適な車中泊が行える車種である。という点については、ご認識いただけたでしょうか?
実際にノアで車中泊を行っているユーザーの声がネットには多数掲載されています。
実際の口コミを確認して、ノアでの車中泊を具体的にイメージしてみましょう!
ノアでの車中泊についてTwitterユーザーの声
皆さん工夫して快適な車中泊を楽しまれていますね。
ノアは車中泊ユーザーが多いため、ノア専用に設計された車中泊キットなども発売されています。
本格的に車中泊を楽しみたい!とお考えの方はご検討されてみてはいかがでしょうか?
車中泊ユーザーへのアンケート集計情報
当サイトが車中泊ユーザー300名に対して独自に行ったアンケート結果を確認してみましょう。
【調査対象】
年間1泊以上車中泊を行うユーザー
(キャンピングカーユーザーを除く)
【有効回答数】
300件
【性別分布】
男性 163人 女性 137人
【年齢分布】
20代 48人 30代 115人 40代 85人
50代 39人 60代 13人
【調査項目】
車中泊を行う車種の情報、
頻度、車中泊の目的/理由等
【調査期間】
2023年7月9日~7月11日
【調査方法】
インターネット調査
車中泊の頻度について

車中泊の頻度についてのアンケートを行いました。最も多いのは1泊~3泊の車中泊を行うユーザーで全体の約7割程度となりましたが、10泊以上の車中泊を行うユーザーも全体の1割程度いるようです。
車中泊で利用している愛車に関するアンケートです。

アンケートの結果は、車中泊に対する需要が高まっているという明確な傾向と感じました。現在の車購入時に車中泊を考慮したと答えたユーザーは、やや考慮したユーザーを含めて全体の151名でした。
車中泊経験のある方を対象としたアンケートのため、数字に偏りはありますが、これは、全体の約50%のユーザーが車中泊を一定程度意識した上で車を選んでいたことを示しています。
しかしながら、次回の車購入時に車中泊を考慮すると答えたユーザーは、全体の約65%となる195名と大幅に増加しており、ユーザーの間で車中泊の需要が高まっていると考えます。
よく利用する車中泊場所は?

高速道路SA・PAと道の駅が人気の車中泊場所のようです。その他の回答としては以下のようなものがありました。
カテゴリー | 具体的な場所 |
---|---|
公共の施設 | 公園の駐車場、海水浴場近郊のパーキング、大きな公園の駐車場、川辺や公園駐車場 |
コインパーキング・有料駐車場 | コインパーキング、月極駐車場、街中の駐車場(有料、無料両方) |
自然環境・レジャー施設 | 登山口近くの駐車場、スキー場、河原、山、素敵な自然のある場所、釣り場や釣り船指定の駐車場 |
私有地 | 自己所有の広い土地、仕事先の現場の駐車場(許可がもらえた場合のみ)、居酒屋の駐車場 |
車中泊を行う目的や理由について

アンケート回答結果からは、節約のためや移動手段としての車中泊という回答が多かったのですが、その他の理由としては、災害時の準備のためという回答が複数ありました。
災害時の避難場所や避難の際の手段としても車中泊は有効な手段なので、緊急時に備えて練習をしておくのも良いかもしれません。
その他の回答は以下の通りです。
カテゴリー | 具体的な理由 |
---|---|
スケジュールの都合 | 移動途中の疲れを取るため、仕事で早朝出勤があるため、朝からのイベントに出かけた時、子供のスポーツ試合の出発時間のため |
レジャー・趣味 | 長距離ドライブが好き、温泉・秘湯巡りのため、星空鑑賞、キャンプ、初日の出を見るため |
ペットとの共有 | 犬(小型犬)を連れていくことがある、ペットと気兼ねなく旅行できる、愛犬と一緒に寝たいため |
家庭や仕事の事情 | 家族との喧嘩後、家にいたくないから、仕事が終わってからすぐに旅行に出るため |
安全・安心 | テントより寝心地がよく安心、災害時の訓練として、キャンプで夜大雨になった時の避難として、お酒を飲んだ後の酔い覚ましとして |
車中泊のために購入したものは何ですか?

マット類の購入が一番多く、次がカーテン・サンシェードの購入が多くなっています。
寝袋が多いと予想していたのですが、意外にも寝袋は少なく、自宅から布団や毛布を持ち込んで利用しているユーザーが多いようです。
その他の回答は、電気毛布やポータブル扇風機、カセットコンロやネックピローなどがありました。
アンケート回答者のノアユーザーの声
アンケート回答者の中から、実際にノアで車中泊を行っているユーザーの声を抜粋しました。
女性 30代 ノア 1泊程度/年間 大人2人
道の駅でよく車中泊していますが、わざわざ近隣で宿泊か休憩できるホテルを探す手間が掛からない点が良いと思っています。コストも掛からず、シートを倒して仮眠する分にはまったく問題ありません。ドアロックを掛ければ安全で、快適に仮眠が取れます。
男性 30代 ノア 2-3泊程度/年間 大人2人
車中泊の最大の長所としては、宿泊費用を抑えられる点です、他には車内にてアウトドアアクティビティを堪能できるという利点も。加えて、旅行中において時間の融通も利き、比較的自由に行動できます。
女性 40代 ノア 2-3泊程度/年間 大人2人+小学生1人
私たち家族は趣味がキャンプです。テント泊が多いのですが、こどもがいるとテントの設営や撤収がすごくめんどうに感じる時があります。その点、車中泊ならその必要はないですし、急な雨にも対応できてキャンプが快適にできます。
女性 50代 ノア 4-6泊程度/年間 大人2人
ホテルなどを予約をしないでも、思い立ったときにすぐに出発できるところです。時間の制限がなく、好きなように行動できるので旅行中の行動の自由度があがるところ。疲れたときにすぐに休めるし、食事をとりたいときにもコンビニなどでさっと済ませることもできるのがいいです。
女性 20代 ノア 2-3泊程度/年間 大人1人
1人になりたい時に、コスパよく外に出ることができる。何か目的がなくとも、車と携帯があればドライブの延長線で気軽に動けること。他の趣味だと、道具を揃えたり場所に限りがありますが、車中泊はそれがないのでとても良いです。
女性 30代 ノア 2-3泊程度/年間 大人2人+小学生2人
宿泊代が浮く点がメリットです。家族4人でホテルを利用すると、素泊まりでも結構な金額になります。
また、ペットを連れている場合、ペット可のホテルを探す手間もいりません。この頃は道の駅も増えてきているので、開店時間を待てば、お店で朝食を調達することもできるし、トイレもキレイなので、不便と思うことは全くないです。
男性 30代 ノア ハイブリッド 1泊程度/年間 大人1人
朝4時や5時くらいに起きて魚釣りを行うので、ホテルだと金銭的にかなりお金がかから上に、かなり勿体無くなります。また、ホテルから釣り場や釣り船までかなり距離もある事が多いので、ホテルなどへの宿泊はデメリットが多い為です。さらに、軽自動車など不安定な体制で寝ると、いざ釣りを始める時に体がバキバキになるので、ある程度足が伸ばせて寝れる体制が出来る車だと良いです。
男性 30代 ノア 1泊程度/年間 大人2人+小学生2人
車中泊は今YouTubeなどので流行っていて、実際に体験したかったら、家族で体験してみた。メリットは、なんと言っても雰囲気が、出る事。子供達も大はしゃぎで、楽しい思い出が作れる事が。1番のメリットです。
女性 40代 ノア 2-3泊程度/年間 大人2人
長距離移動を目的として途中の宿泊に時間もお金もかけたくない場合は車中泊をするのが一番効率的で良いです。車で移動中に仮眠したい場合はそのまますぐに眠ることができて便利です。車から降りずにすむので荷物を持ったり着替えたりしなくて良いのもメリットです。
男性 40代 ノア 2-3泊程度/年間 大人1人
手動のコーヒーミルと、少量のコーヒー豆、ペーパーフィルター、コーヒーフィルターとグラスポット、電気湯沸かし器を持参し、明け方にコーヒーを淹れてバックドアを開けて一人でコーヒーを飲む時間は至極の時間です。
ノアならこんな時にも車中泊できます
車中泊の目的やスタイルは人それぞれですが、以下のようなケースで車中泊をされる方が多いようです。
早朝のお出かけ
魚釣りやスキーなどのアウトドアの他に、遠方でのイベントに早朝から参加するために車中泊を行うときなどに、車中泊される方も多いのではないでしょうか?
メリットとしては目的地のすぐ近くで宿泊できる点ですね、しかも宿泊予約等も必要もありません。
私の職場にも、金曜日の夜にはそのまま車で魚釣りに出かけて、釣り場で仮眠して早朝から趣味の魚釣りを楽しむ方がいらっしゃいます。
理由は良い釣り場が早くから確保できるとの事、しかも釣り場には同じように車中泊をしている人が沢山いるようです。
時間を有効活用して趣味を楽しむ人にも車中泊はぴったりですね。
帰宅が遅くなる場合
外出等で意図せず帰宅が遅くなった場合にも、適切な場所を確保して車中泊を行うことで、その後のドライブも安全に行うことが可能です。
運転席などで仮眠をとることも良いですが、ノアなどの車中泊に適した車種の場合は、車中泊グッツをあらかじめ常備しておくことで、車中泊によってより快適な睡眠を得ることができます。
遠方への移動
旅行ではなく、遠方までの移動が目的の場合でも、休憩や睡眠は安全運転の面からも重要です。
ホテルや旅館などでの宿泊も良いですが、移動経路で睡眠を車中泊で済ませてしまうことで、長期移動をより効率的に行うことが可能です。
ホテルなどの宿泊施設にはチェックイン・チェックアウト時間が定められていますが、車中泊であれば休息を取りたいタイミングで睡眠をとったり、複数回に分けて、休息をとることもできる点もメリットですね。
車中泊の基本

車の中で睡眠をとること全般を車中泊といいますが、ノアのように、後部座席をフラットにすることができる車種であれば、フラットシートで横になって睡眠をとることが可能です。
睡眠不足の状態や、体が疲れている状態での車の運転は危険を伴うため十分な休息をとることは安全面から見ても非常に重要です。
運転席でとる短時間の仮眠ではなく、座席をフラットにして車内で睡眠をとる車中泊の場合は、場所の確保などで以下のような注意が必要となります。
車中泊場所の探し方
車中泊を行うためには、数時間の睡眠を取る間も安全に駐車できる場所を適切に確保する必要があります。
最低限以下の3つを満たす車中泊の場所を確保することが理想です。
- 長時間駐車でも迷惑にならない場所
- トイレが近くにある
- 安全が確保できる場所
快適な車中泊を行うためには、場所の確保が重要です。
欲を言えば他にも、
- できるだけ水平(まっすぐ)な平地の駐車スペースを確保する。
- 温泉やシャワーなどの入浴施設が近くにある場所
- 景観などを楽しめる場所
などについても、考慮するとより快適な車中泊が体験できるでしょう。
次に車中泊でよく利用されている場所を確認してみましょう。
車中泊によく利用される場所
車中泊場所としてよく利用されている場所を、それぞれの特徴を踏まえてご紹介します。
高速道路SA/PA

車中泊スポットとして最もよく利用されている場所です。運転につかれたドライバーが運転席で仮眠しているケースやトラックドライバーが仮眠をとっているのも良く目にしますね。
SA/PAはトイレや手洗い場などが整備されており、飲食店も充実しています。
大きなところには温泉設備があるところもあるため、車中泊にはもってこいのスポットと言えますね。
車中泊場所としても良く利用されていますが、NEXCOのWEBサイトには以下のような注意書きがされています。
SA・PAは高速道路を利用されるお客さまの休憩などを目的としている施設であり、またその駐車可能台数には限りがございます。休憩を必要とされているお客さまが快適にご利用いただけるよう、駐車マナーを心掛けていただいて、お客さま同士でゆずり合いながらご利用をお願いしているところです。
NEXCO WEBサイト
車中泊が禁止されているわけではありませんが、必要以上に連泊をしたり他のドライバーの方に迷惑が掛からないように注意は必要です。
また、トラックの駐車が多いSA・PAでは、アイドリングを止めることができない冷蔵/冷凍トラックのドライバーさんがアイドリングした状態で仮眠をとっているケースもあります。
アイドリング音が気になる場合は駐車場所に気を付ける必要があります。
>>NECXO東日本 サービスエリア情報
>>NEXCO中日本 サービスエリア情報
>>NEXCO西日本 サービスエリア情報
道の駅
日本全国1000か所以上にある道の駅も、車中泊の人気スポットの一つです。

こちらも、一般車両の他にトラックやキャンピングカーなどの休憩や車中泊スポットとして活用されていますが、マナーの悪い一部のドライバーの影響で、車中泊を禁止している道の駅もあるため、車中泊禁止の張り紙等がされている道の駅などでは、車中泊は行わないようにしましょう。
また、道の駅は静かな山間部等に開設されいるケースが多いため、不必要な騒音やアイドリングには十分に注意を払い、周囲の方々の迷惑にならないように注意しましょう。
ドライブイン
高速道路の普及で数が減少しているドライブイン、大きな駐車場がありドライバーの仮眠についても許可をしているドライブインも多数あります。
まだ、200か所のドライブインがあるといわれており、現在も残っているドライブインはどこも特徴のある料理を提供しており人気のスポットです。
あくまでお店の駐車場を借りる形になるため、車中泊させてもらう場合にはドライブインのレストランを利用するようにしましょう。
RVパーク(有料の車中泊専用施設)

RVパークとは日本RV協会が『快適に安心して車中泊が出来る場所』を提供するために、定めた以下の基準を満たす車中泊施設となります。
- 余裕のある駐車スペース(横4m×縦7m以上推奨)
- 24時間利用可能なトイレ
- 100V電源が使用可能(20A以上推奨)
- 入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)
- ごみ処理が可能
- 入退場制限が緩やか
- 看板の設置(指定ロゴを日本RV協会より支給)
- 複数日の滞在が可能
専用の駐車スペースが設けられており、車中泊を快適に過ごすことが可能です。
キャンピングカーの利用が多い施設ではありますが、一般車両でももちろん利用可能です。
中には、温泉施設が併設されていたりコインランドリーや休憩スペースの他、BBQや焚き火などが可能な施設もあります。
予約が必要な施設も多く、利用料金としては1泊あたり1,500-5,000円程度の料金が必要となります。
ホテルなどの宿泊施設と同様にチェックイン、チェックアウト時間が設けられているため利用については注意が必要です。安全で快適な車中泊を行いたい方にはおすすめの施設です。
オートキャンプ施設

オートキャンプは、キャンプ場の中まで車で乗り入れることが可能で、テントスペースのすぐ隣に専用の駐車区画が平併設されている施設になります。
キャンプ場は、トイレや水場などの設備が充実しており、電源が利用できる施設なども増えてきているためオートキャンプ場を予約して、車中泊を行うユーザーも増えてきています。
注意点としては、車中泊を禁止ているキャンプ場も多くなっているため、車中泊を行う予定でキャンプ場を利用する場合は、事前にしっかり車中泊可否の確認を行いましょう。
キャンピングカー専用エリアを設けている場合は、そちらであれば、キャンピングカー以外の一般車両でも車中泊可能となっているケースもあります。
キャンプ場で車中泊禁止の施設が増えている理由としては、騒音(ドアの開閉やアイドリングやオーディオの音)、車の各種ライト類などの光などが、他のキャンパーの迷惑になるという理由から禁止となっている施設が増えているようです。
車中泊可のキャンプ場を利用する際にも、周囲のお客さんの迷惑にならないように十分に注意しましょう。
ノアでの車中泊のメリット・デメリット

車中泊が静かなブームになっている理由としては、車中泊ならではのメリットがあるためです。具体的なメリットとそれに伴うデメリットや注意点についてどのようなものがあるのか、確認しておきましょう。
メリットについて
(1)自由度が高い!
気が向いたタイミングで、車中泊に出かけることができる点、逆に気が向かなくなれば自由に中止することも可能です。
予約が不要の場所の車中泊であれば、チェックインやチェックアウトなどもなく、時間的な制約もありません。
そのため、車での移動や旅行を計画している人にとっては自由度の高さが評価されています。
(2)お金の節約になる
旅行の目的は人それぞれですが、ホテルや旅館などの宿泊施設での滞在を楽しみにしていない人にとっては、「寝るだけの場所に高いお金を払うなんて・・・」と考えている人も多いようです。
そのような人にとっては、車中泊はコストを最小限に抑えることができる点が評価されています。
宿泊費用の浮いたお金を基に、ちょっと良い食事をしたり、イベントやアクティビティを楽しんだり他の面での旅の目的を充実させている方が多いようですね。
(3)車中泊が楽しい!
純粋に車中泊を趣味として楽しんでいる方も多くいらっしゃいます!
アウトドアのような非日常を、車内という限られたスペースでどのように工夫して行うかという点に趣味としての楽しみがあります。
また、狭いスペースや限られた物資をどのように工夫するかなどの点をゲーム感覚で楽しみ、便利な車中泊グッツやDIYなどを駆使して、より快適な車中泊を楽しむことも
(4)災害時などの緊急時の対応の訓練になる
地震や水害などの災害時などの際に、一時的に家に住むことができなくなってしまったり、避難を余技なくされることも考えられます。
その際に車を避難場所とする「車中泊避難」も注目されており、日常から車中泊を経験しておくことで緊急時に焦らずに対応することが可能となります。

TOYOTA自動車が発行している「車中泊避難ヘルプBOOK」に掲載されている情報でも、災害時に避難した場所(最も長い時間滞在した場所)は自動車の中という回答が最も多くなっています。
緊急時の避難等に備えて、日常から車中泊の経験や備えを行っておくことは、防災の観点からもメリットがあるといえます。
デメリットと注意点

どんなものにもメリットがあればデメリットもあります、車中泊についても当然デメリットもあります。
デメリットと注意点を合わせてご紹介します。
(1)就寝スペースが限られる
キャンピングカーのように専用の就寝スペースが設けられていない乗用車の場合は、就寝のためのスペースが限られてしまうため、ホテルや旅館などの宿泊施設での宿泊と比べて、窮屈に感じてしまうこともあります。
快適な就寝のためには、就寝のためのマットを導入するなどの工夫が必要になります。
(2)トイレやお風呂などの宿泊に関する設備がない
生活していくうえで欠かせないトイレやお風呂の確保が必要です。
特にトイレについては、夜間などでも必要になるケースがあるため、トイレにアクセスしやすい場所を確保することが重要です。
また、夜間に女性やお子さんが一人でトイレに行く必要がある際に安全面の確保ができるかどうかについてもしっかり確認しておきましょう。
(3)温度管理が難しい
車中泊を行う夜間においても、夏は車内の温度は非常に高温になってしまいますし、冬季は非常に低温になってしまうため、温度管理が難しい点も車中泊のデメリットとなります。
車のエアコンを利用するために長時間アイドリングを行うことは、騒音の面からも、安全面からもおすすめできません。
静かな場所でアイドリングを続けることは、周囲への迷惑になってしまいトラブルの引き金になってしまうこと考えられますし、万が一、雪や樹木などでマフラーがふさがれてしまった場合に、排気ガスが車内に逆流してしまい、窒息の恐れもあります。
そのため、アイドリングを行わずに、温度管理を行う方法が必要となります。
ノアでの車中泊をより快適に過ごすには
車中泊をより快適なものにするために、さまざまな車中泊グッツが発売されています。
汎用的な商品から、ノア専用の商品まで様々なアイテムが発売されていますので、その中からおすすめのアイテムをご紹介します。
車中泊マット


車中泊ユーザーの基本アイテムと言える車中泊マットです。
専用商品じゃなくても、キャンプ用のインフレーターマットなどでも代用可能ですが、車の凹凸は意外に大きいため、できるだけ、厚みのあるマットが快適性向上のポイントになります。
車中泊で布団・毛布や寝袋などを利用されている方もいらっしゃいますが、布団や寝袋は暖をとることはできますが、床面の硬さを解消するものではないため、布団や寝袋を利用する場合でも何等かのマットなどを下に敷いて車中泊をすることをおすすめします。
インフレーターマット

車中泊専用マット

車中泊でより快適な睡眠を求める方には、車中泊専用に開発された専用の車中泊マットも発売されていますので、そちらもおすすめです。
いずれも購入の場合には必要なサイズをしっかり確認してしてください。
インフレーターマットはAmazonで5,000-15,000円前後で販売されています。
車中泊専用マットは、18,000~25,000円前後で販売されています。
車中泊専用マットは、少し割高ですが、マットの厚さが10㎝あるため、シートの凹凸をうまく吸収して快適な睡眠を行うことが可能です、予算に余裕のある方は検討してみてください。
ノア ユーザーレビュー
(車中泊専用マットレビュー)

子供は朝までぐっすり寝ていました
バルブを開くだけで膨らむので楽に用意ができました。そのままでは、少し硬さが足りなかったので収納袋を使って空気を足して使いました。
引用:ONLY STYLE
子供(五歳)と琵琶湖に釣りに行った際に車中泊をしましたが、子供は朝までぐっすり寝ていました。私は慣れていないためか何度か起きましたが、何度か使用するうちにそれも無くなると思います。段差はほとんど解消されていると感じました。
子供が楽しかった様で、また行きたいと何度も言われております。
車種専用ブラインドシェード


車中泊に限らず、疲れをとる快眠の鍵は明るさです。
車中泊の際には、付近を通行する車のヘッドライトなどが気になって寝られないという方も多くいらっしゃいます。
また、プライバシーや安全性の面でも外部からは、車内が見えない状態にしておくのがベストです。
外部の明かりや、外部からの視線を完全に遮断するためには、車種専用に設計されたブラインドシェードが最適です。
汎用的なブラインドシェードも販売されていますが、少しの隙間から光が入ってしまったり、車内を外から除かれてしまうリスクはあります。
その点、車種専用に設計されたブラインドシェードであれば、完全に視界をシャットアウトすることができるため、車中泊中に外からの視線を完全にシャットアウトすることができます。
また、遮熱効果もあるため、車内の温度を一定に保つ効果も期待できます。
快適な車中泊と安全の確保のためにはおすすめのアイテムです。
ノア用サンシェード

ノア用カーテン サンシェード

車種ごとに専用設計されているため、窓にぴったりと装着することが可能です。
遮熱効果の高い、アルミ素材で作られた物や、デザイン性の高いブラック布地で作られたノア専用のサンシェードも販売されています。
いずれの商品も車種専用設計のため、装着時に隙間なく装着できるため、外部から除かれたりする心配がなくなります。
ポータブル電源
少し価格が高いアイテムですが、ポータブル電源も車中泊ユーザーには人気の商品です。
ポータブル電源があれば、スマートフォンの充電などはもちろん、暑いときには小型のファンを回したり、寒い時期には電気毛布を利用したりすることも可能です。
車内での利用にかぎらないため、キャンプでの利用の他、停電や災害の際などにも活躍するアイテムです。
私はポータブル電源を活用して、車中泊の際にお湯を沸かしてコーヒーを飲んだり、カップラーメンを食べたりしています。
おすすめのポータブル電源
Anker 535(最大500W)

Anker 535で利用できる電気ポット
象印 CH-CE10-WG

お湯を沸かすためにはある程度パワーのあるポータブル電源が必要となりますが、上記の組み合わせであれば十分にお湯を沸かすことができるので、個人的には非常のおすすめのセットになります。
Anker535は、シガーライターからの充電も可能なため、走行時にはポータブル電源に充電を行い、車中泊のタイミングで利用するという形で活用しています。
また、ライトも装備されているので、車中泊にもってこいのポータブル電源だと思います。
象印 CH-CE10-WGは消費電力が少ないため、お湯を沸かすのに少し時間がかかりますが、ポータブル電源でも問題なく動作し、重量も軽いため、車中泊利用にはもってこいの電気ポットです。
ノア専用の車中泊アイテム
ノアは車中泊に適している車種のため、より快適性を向上させるためのノア専用の車中泊アイテムが販売されています。
少し価格は高いのですが、車中泊の頻度が多い方は導入を検討されてみてはいかがでしょうか?
ノアでの車中泊についてのまとめ

トヨタのノアは広いスペースを確保でき、快適な車中泊を楽しむことが可能です。
こちらの記事でご紹介させていただいた快適グッツを活用することで、車中泊の快適性はさらに向上させることができるので、導入を検討してみてください。
便利で楽しい車中泊ですが、場所の選定や車内の温度・湿度管理、プライバシーの確保など、いくつかの点に注意を払う必要があります。
この記事で紹介した注意事項やマナーを参考に快適なノアでの車中泊を楽しんでください。
愛車をお得に乗り換える方法

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