車の維持費は高い?年間にかかる税金や保険料など具体的な内容を解説

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車の維持費はどのぐらいかかる?

「車が欲しいけれど、本体価格だけでなく維持費もかかるから心配」「車の維持費が思いのほか高くて困っている」など、車の維持費にはさまざまな悩みがあるようです。車を購入した後に、どのぐらいお金がかかるのかを確認しておきましょう。

そこで車を維持する上でどのようなコストがかかるのかを具体的に紹介し、維持費が削減できるポイントも解説します。
必要なコストは仕方ありませんが、無駄があるなら削減したいところです。ぜひ、どのようにして維持費を削減できるのか、最後までご確認ください!

目次

車を所有するのにかかる維持費の種類

車の維持費の種類

車は車体価格も高価ですが、購入後の維持費もかかるので、ちゃんと維持していけるのか心配な人も多いかもしれません。そこで、車を所有する上でかかってくる維持費の種類を、それぞれわかりやすく解説します。

税金

車を維持する上で大きな金額になるのが、税金です。税金には2種類あり、以下のように払う時期が異なります。

  • 自動車税・軽自動車税:5月ごろに通知が送付される
  • 自動車重量税:車検のタイミングで支払う

それぞれの特徴は以下になります。

自動車税・軽自動車税の特徴(毎年支払う税)
  • 普通自動車は自動車税、軽自動車は軽自動車税の支払い義務がある
  • 4月1日の時点で所有している車に対して発生する
  • 自動車税は排気量が大きいほど高くなる
  • 軽自動車税は軽自動車すべて一律
  • 自動車税は都道府県に納付し、軽自動車税は市区町村へ納付する
自動車重量税の特徴(車検の時に支払う税)
  • 車の重量によって課税額が変動する
  • 車検のタイミングで、対象期間の金額をまとめて支払う
  • 13年・18年経過したところで支払い税額がアップする

自動車税・軽自動車税については、排気量だけに限らず用途や車種の種類によって、納税額に影響するものです。排気量によるウェイトが大きいため、コンパクトカーよりも、サイズの大きなミニバンやSUVの方が高くなるのが一般的です。軽自動車は、税額が安い点が大きなメリットであるため、維持費を低く抑えたい多くのユーザーに利用されています。

また、車にかかる税金については、2019年10月1日から新しい税制度が制定されました。

  • 自動車税の税率引き下げ
  • 各種税額軽減措置(エコカー減税・環境性能割・グリーン化特例など)を受けられる

対象となるかどうかや軽減される税額は車種ごとに異なります。購入予定の車種がそれらの税の軽減措置の対象となっている車種かどうかしっかりチェックしておきたいですね。

保険料

自動車に乗っていると、万が一の事故が起こらないとは言い切れないため、きちんと保険に加入しなくてはいけません。任意保険は任意という言葉が入っていますが、ほとんどのドライバーが加入してますので、加入すべきと考えておきましょう。

  • 自賠責保険:公道を走行するすべての自動車に加入義務がある保険
  • 任意保険:自賠責保険だけでは賄えない部分を補う任意保険

自動車を買う時に必ず、自賠責保険に加入します。こちらは、車を所有する人すべてが勧誘することが法律で定められているものです。

自賠責保険の補償内容
  • 自分が事故を起こした場合、被害者へ支払う治療費や慰謝料
  • 被害者の車の修理代などは対象外
  • 自分の怪我の治療費も対象外
任意保険の補償内容
  • 補償内容や補償金額によって保険の金額は異なる
  • 加入者の年齢や等級、使用目的などで金額が異なる
  • さらに、自分の車の事故での破損も補償する車両保険にも加入できる

上記のように、自賠責保険は最低限の補償内容となっているため、相手の車や自分の怪我に対しても補償できるように勧誘するのが任意保険です。万が一、事故を起こさないとも限らないので、任意保険はしっかりと加入しておきましょう。
以下の記事でもっと詳しく解説していますので、しっかり確認しておきたいと思われた方はご確認ください。

走行に関わる費用

車を走行させるためには、さまざまな費用がかかってきます。代表的なものはガソリンですね、そのため基本的に乗れば乗るほど費用は沢山必要と考えておくと良いでしょう。

  • ガソリン代
  • 高速道路代
  • 駐車場代

駐車場は、どこかに出かけた時に発生する時間貸しのものもあれば、マンションなどの場合は日常的に駐車しておく場合でも駐車場代がかかります。一戸建ての持ち家なら、駐車場を作れば普段の駐車料金は必要ありません。お住まいの環境によって、料金は大きく変動するので、自宅付近の駐車場の相場を知っておきましょう。

また、ガソリン代については、どの程度の距離を車に乗るのか、車の燃費はどのぐらいか、ガソリン料金の相場はいくらなのか、などさまざまな要素で金額が変わります。

上記の内容が合わさって、走行に関わる費用は決まります。料金の目安は一概には言えず人それぞれなので、自分の車の乗り方はどの程度料金がかかっているのかをしっかりチェックして、把握することが大切です。

長距離の走行を想定される場合は、燃費のハイブリッド車などを検討するのも費用を抑えるためには効果的です。

メンテナンス費用

自動車は日々のメンテナンスから車検、故障した場合の修理代など、さまざまな場合でメンテナンス費用が発生します。

車検費用の詳細

  • 新車で購入したら、購入から3年後に車検を行い、その後は2年ごとに必要となる
  • 車に修理などが必要ない場合と、部品の取り替えなどが必要な場合で価格が変動する
  • 車種などでも価格が変わり、数万〜10万円ほど

また、日々のメンテナンスでは、さまざまな消耗品を取り替える費用などもかかってきます。

  • タイヤ
  • エンジンオイル
  • エレメントなど

ほかにも、車が故障してしまったら修理が必要です。故障の内容によって料金も大きく変わります。事故で車が故障した場合、車両保険に入っていれば保険の中で修理をすることが可能です。

自働車も機械なので、古くなればなるほど故障のリスクは高くなります、修理代についても、主要部品の故障となると多額の修理代が必要となるケースもあるため、故障して困る前に乗り換えを検討するのもありですね。

車の種類による年間維持費の目安

車の維持費の目安

上記のように車の維持費について、それぞれの項目を詳しく解説しました。それが、軽自動車・コンパクトカー・ミニバンのそれぞれでどの程度のコストとなるのか、目安を詳しくまとめているので、参考にしてみてください。

軽自動車コンパクトカーミニバン
自動車税(1年ごと)10,800円30,500円43,500円
自動車重量(2年ごと)6,600円16,400円(〜1,000kg)24,600円(1,500kg以下)
自賠責保険(2年ごと)19,730円20,010円20,010円
任意保険料等級などで異なる等級などで異なる等級などで異なる
車検代(2年ごと)5〜8万円6〜12万円6〜12万円
ガソリン(1年分)60,000円(燃費23km/Lで計算)83,250円(燃費18km/Lで計算)115,350円(燃費13km/Lで計算)
駐車場代(1年分)120,000円120,000円120,000円

※ガソリン代は、ガソリン150円/Lとして、10,000kmを走行した場合を想定
※駐車場代は、1ヶ月10,000円と想定して計算
※自動車ローンなどの車両の費用は含まれていません。

それぞれ、人によって変わる部分も大きいので、目安として捉えて日々の料金をしっかりと把握するのが大切です。

車の維持費を少しでも下げる方法は?

車の維持費を下げる方法

ここからは、車の維持費を少しでも抑えたい人必見の内容をまとめていきます。意識することで少しずつ維持費を削減することはできるので、無駄にかかっている費用は抑えていきましょう。

燃費が悪くなる運転をしない

車は運転の仕方で、燃費が悪くなってしまうので、燃費が悪くなるような運転をしないことで日々のガソリン代を抑えることができます。

  • 急加速や急ブレーキをしない
  • エアコンを過剰に使う
  • 不要な荷物を積み込んだままにしない

上記の運転方法は、どれも燃費を悪くする原因なので一度自分の運転スタイルを見直してみるのも良いかもしれません。少しの心がけで意外に燃費は良くなりますよ。お一人で車に乗ることが多い場合、冬場はエアコンを使うよりも、シートヒーターを活用した方が、燃費が良くなります、安価に購入できる商品もあるので興味のある方は以下の記事を参考に検討してみてください。

燃費のいい車を選ぶ

燃費を悪くする運転に気をつけるのはもちろんですが、そもそも燃費のいい車を購入しておくというのも1つの手でしょう。特に、毎日頻繁に車に乗るという人は、それだけガソリン代がかさんでいくということなので、燃費がいい車を選ぶ方がお得になる可能性が高いです。

ただ、ハイブリッドカーなど燃費がいい車は、ガソリン車に比べて車体価格が高いため、それほど車に乗らないという人はガソリン代で元を取るまでに時間がかかるかもしれません。車に乗る機会の多さと車両価格のバランスを見て、選んでみてください。

任意保険の価格を抑える

任意保険は、万が一の事故で大損害とならないために、絶対に加入しておいた方がいいものですが、加入の方法によって価格が大きく変わります。

  • 運転できる人の範囲や年齢を見直す
  • 使用目的や走行距離を見直す
  • 車両保険の内容を見直す
  • 不要な特約を削減する
  • ダイレクト型(通販型)保険に見直す

特に、ネットの通販型保険に見直すのは、大幅な削減が見込めるので検討してみてください。以下の記事でも保険について説明をしています。

車検の費用を抑える

車の維持費の中で大きな金額になるのが、車検です。なるべく料金を抑えるために、以下の点に注意してみましょう。

  • カー用品店などで見積をしてもらう
  • 車検の際の不要な部品交換を減らす

車検の際の税金は、抑えようがないのですが、車検費用については、お願いする業者によって減らすことができます。一般的にディーラーで車検を行うと、高額になる傾向があります。そのためカー用品店やガソリンスタンドなどで車検をおこなった方が安価になるケースが多いです。

また、車検の際にメンテナンスする項目については、対応しないと車検が通らない項目と、今対応しなくても車検は通るが保守的に対応をオススメされるメンテナンスがあります。車検を行う車を後どのぐらいのるのか等によって、どこまでメンテナンスを行うのかを判断することで費用を減らすことも可能です。

難しい場合は複数の業者に見積もりをしてもらうのが得策です。

愛車をお得に乗り換える方法

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番外編:自動車ローンがある場合

維持費ではなく購入時の問題ですが、自動車は高額の商品となるため自動車ローンを組んで購入される方も多いと思います。先ほどの維持費にプラスして自動車ローンの費用が追加されるため、その費用についても考慮が必要です。

最近は、定額の支払いでメンテナンス費用を含めた形で車に乗ることができる「新車のサブスク」も各メーカーから提供されているので、興味のある方は検討してみても良いかもしれませんね。

よくある質問

最後に、車の維持費についてよくある質問をまとめました。

車の維持費はどのような種類がある?

税金や車検代、保険料から、メンテナンス代やガソリン代、駐車場代など幅広い費用がかかります。

維持費はどのようにしたら下がる?

燃費のいい車を選んだり、燃費のいい運転を心がけることが大切です。また、車の保険や車検についても、安価でできるところを探して、相見積もりを取るのもおすすめ。

まとめ

こちらの記事では、車の維持費について、どのような費用がかかるのかを解説し、どのようにすると費用が下げられるのかのポイントも紹介しました。自動車は購入後についてもどのぐらいの維持費が必要かをしっかりチェックして後悔のない車選びをしたいですね。

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