アウトドアレジャー、仕事、時にはミニバンとして家族を送迎。どんな使い方でも快適に使えるトヨタハイエースは、世界中で人気のある車です。
車体が大きく、室内空間はものを運んでもよし、人を運んでもよし。多くの事業者に愛されているハイエースはミニバンとしての機能も備えています。
主人がファミリーカーとしてハイエースを買いたいっていうんだけど、どうなのかしら?
最近はアウトドアブームの影響でハイエースをファミリカーにする人もふえていますよ!
現在工場出荷時期の目安としては、6か月と発表されています。
すぐに購入をされたい方は、中古車を検討してみることをおすすめします。
ハイエースをファミリーカーにするメリットについて
大きな荷物を運んだり、多くの人数を送迎したり、人や荷物を運ぶときに使われることが多い車ですが、個人で所有している人も多くいます。
特に趣味の分野、釣りや、キャンプ、モータースポーツが趣味の人は、釣り道具と人、キャンプグッズは場所をとるので大きな荷室が必要です、どこに行くにも荷物が増えやすいファミリー層向けにもその点はハイエースの大きなメリットですね!
大きなものだと、モータースポーツが趣味の人は車にバイクを乗せる人も多くいます。
ハイエースであれば、趣味やレジャーに使う荷物はほとんど、積んでしまうことができるので、趣味を思う存分楽しみたいファミリーにはハイエースをファミリーカーとして選ぶメリットがあります。
また、広い荷台を改造して、キャンピングカーにしてしまったり、キャンピングカーとまではいかなくても快適な車中泊を楽しんでいる家族も増えています!
今回はハイエースの魅力、特徴、価格、どのような人におすすめなのか、またおすすめでないのかそれぞれメリットデメリットを見ながら紹介していきます。
- 大きな荷台で、多くの荷物を運べる
- 大勢が乗れるので、子供の習い事の送り迎えなどにも最適
- 広い荷台を工夫すれば、かなり快適な車中泊が可能
- リセールバリューが高く、中古で売ってもいい値段で売れる。
大きな荷台で、多くの荷物を運べる
広いスペースを自由にアレンジすることが可能です。荷物を積むだけではなく仕切りなどを上手に工夫することで、ちょっとしたキャンピングカーのような使い方も可能です。
ハイエースは実際に多くのキャンピングカーのベース車両としても使われていて、キャンピングカータイプのハイエースもよく見かけますね。
主人と子供が魚釣りが趣味だから、趣味の車としても楽しそう!
大勢が乗れるので、子供の習い事の送り迎えなどにも最適
大勢乗れて、荷物もたくさん入るので、少年野球やサッカーなどの習い事の遠征などにも、ハイエースは大活躍します。子供の習い事の定番車両といってもよいでしょう、予算のある大きな少年野球チームなどは、チームでハイエースを所有していたりするので、その利便性は折り紙付きです!
広い荷台を工夫すれば、かなり快適な車中泊が可能
ハイエースをファミリーカーにするメリットとして、車中泊ができる点をあげる方も多くいらっしゃいます!車中泊ブームで小さな車でも快適に車中泊をされる人もいますが、ファミリーとなるとやっぱり広いスペースが確保できる方が快適です。
DIYで自分の好みにカスタマイズを行うこともできますが、ファミリーカーとしてハイエースを利用する人が増えているので、いろんなカスタマイズグッツも販売されてきています。
リセールバリューが高く、中古で売ってもいい値段で売れる。
ライフスタイルや趣味は変わるもの、あなたのファミリーにとってハイエースが最適な時期が過ぎ去ってしまっても大丈夫です!
ハイエースは、家庭用、業務用ともにニーズが高く、もともとは業務用として作られているため、非常に堅牢な構造をしています。
走行距離が多くても、多少傷やへこみがあっても業務用として利用を検討しているユーザーには大きな問題にならないため、一般の乗用車よりも、価格が落ちることが少なく、高価に買取を行ってもらえるケースが多くなっています。
また、日本国内のみならず海外への輸出としてのニーズも高いため、たとえボロボロの状態になっても、買取価格がついてしまう点もハイエースをファミリーカーに選ぶメリットの一つです!
車の買取業者の中にはハイエース専門の買取業者も存在し、ニーズが高いことがわかります。
ハイエースをファミリーカーするときに注意したいポイント
日本の狭い道ですれ違いや右左折が簡単にできないことは頭に入れておきましょう。
ハイエースをファミリーカーとしても使うメリットも重要ですが、デメリットもしっかり押さえておきましょう!
- 大きな車体は燃費にも影響!燃費性能は8.8km/L
- 車体が大きく、運転が苦手な人は慣れるまで少し大変!
- メインの使用用途は荷物を運ぶこと、つまり荷物を載せないと乗り味はふわふわ。
- 大きな車体は風の影響を受けやすい!
- 好き嫌いが分かれる見た目。
それぞれについて、順に解説していきます。
ハイエースをファミリーカーにする際の購入前注意ポイント5選!
車体が大きく、運転が苦手な人は慣れるまで少し大変!
全長は4840mm、全幅は1880mm、全高は2105mm
ハイエースのサイズは普通の車に比べて大きく設計されています。
パッと見で大きさがわかるのですが、実は長さは普通のミニバンと同じくらい。
ただし、幅と高さはなかなかのサイズです。
横幅1880mmというと、自動販売機の高さが約190センチなので自動販売機を寝かせた長さ。
さらに高さは2メートルを超えます。普段乗っている車と比較すればその大きさがわかるはずです。
日本ではハンドルが右についているので、左カーブが苦手な人は多いのですが、ハイエースは運転に慣れている人でも緊張感があります。
さらに、普通の車と違うポイントがもう一つ、運転席が前輪の真上付近にあるトラックと同じようなつくりのため、後方の視界が特に悪くなっています。
車の長さはミニバンと同じだとしても、運転席からの視界はミニバンに比べ奥行きがあり、車両感覚をつかみづらいのです。
大きな車体は燃費にも影響!燃費性能は8.8km/L
ハイエースは燃費が悪いです。さすがに8.8km/Lでは燃費がいいとは言えません。スポーツカー並みの燃費性能といえます。日産のGTRと大体同じくらいの燃費性能です。
ハイエースの主な使用用途は荷物を運ぶこと、つまり荷物を載せないと乗り味はふわふわ。
ハイエースに採用されているサスペンションは普通の車のサスペンションとは違い、荷物を積んでなんぼの設計であるため、荷物を積んでいない状態だと乗り心地は決していいとは言えません。
大きな車体は風の影響を受けやすい!
高速道路や自動車専用道路で高架になっている場所や風の通りがいい道を走っていると横風を受けることがあります。
ハイエースはその背の高さから、横風の影響をもろに受けます。
特に高架部分で横風を受けたときはヒヤリとすることは間違いないでしょう。
好き嫌いが分かれる見た目。
ハイエースといえば業務用の車というイメージが定着していますが、その原因は外観にあるといえます。
シンプルなデザインで、シンプルなデザインが好きな人には好まれる傾向にありますが、最近のミニバンのように外観のデザインにこだわったものと比較すると、少し物足りなさを感じてしまう人もいるでしょう。
ブラックカラーのハイエースは、なかなかかっこよくて好きかも。
ハイエース用の外装パーツも充実しているので、皆さん思い思いにカスタマイズされていますよ!
ハイエースをファミリーカーにするために知っておきたいポイント!
ポイントを確認できたので、ハイエースの特徴について詳しく見ていきましょう。
ハイエースのパワートレインは?
現在、新車で購入可能なハイエースワゴンは、2.7Lのガソリンエンジンを搭載したモデルのみとなっています。
同じハイエースシリーズでも、コミューターというグレードには2.8Lのディーゼルエンジンを搭載したモデルもありますしかしこのモデルは、ボディー長さが5メートルを超えるスーパーロングモデルであり、一般家庭での使用にはやや不必要な大型モデルと言えるでしょう。
また、燃料タンクの容量は70Lとなっており、燃費はあまりよくないのですが、ロングドライブでも安心して走行できます。
ハイエースのエクステリアデザインはかっこいい!?
すっきりとしたデザインで、ほとんど凹凸のない外観を採用しており、やはり業務用という印象の強いデザインです。
しかし、最近はシンプルなデザインが好まれる傾向があるのでこれはこれでいいデザインともいえます。中には自分好みにカスタマイズする人もいるので、このデザインは使う人によって見え方の違う、可能性を秘めたデザインをしています。
ハイエースのインテリア
ハイエースには広い通路スペースを確保した「GL」、座席がゆったりとした「DX」、上質な空間と荷室を確保した「グランドキャビン」の3つのタイプが用意されています。
それぞれに個性があるので自分の使いやすいグレードを選択できます。
しかし、ミニバンとして売り出しているにもかかわらずパワースライドドアはオプションで設定されています。このくらいは標準でつけてほしいものです。
車内のサイズは以下の通り。(2WD)
グランドキャビン | GL | DX | |
室内長 | 3,525mm | 3,715mm | 3,525mm |
室内幅 | 1,695mm | 1,695mm | 1,730mm |
室内高 | 1,565mm | 1,390mm | 1,390mm |
グランドキャビンは10人乗りのモデルで、室内はほかの車種と比べ広さも高さも広大なサイズ感です。家族全員が乗ってもまだ余裕があるので大量の荷物を運ぶときや、引っ越し、2家族での旅行にも使用できます。
ちなみに、グランドキャビン以外のグレードでも10人乗りなのでほかのミニバンと比べるとその室内空間がいかに広いかわかりますね!
室内が広いことはもちろんのこと、ハイエースには収納も充実しています。
- センターコンソール(リヤ席用カップホルダー2個付)
- リヤシートバックポケット&カップホルダー&アシストグリップ
- リヤクォーターコンソール(カップホルダー・テーブル付)【 GLに標準装備】
蓋の上部には、カップホルダー4個とテーブルを装備。カップホルダーは脱着式です。
- 最後列スペースアップシート【GLに標準装備】
4人掛けの最後列シートは、それぞれのサイド部分にはね上げて格納することができるスペースアップ機能を装備しています。
- リヤトリムポケット【グランドキャビン・GLに標準装備】
フロントのセンターコンソールに加え、リヤにも多彩な収納スペースを設置。くつろぎ空間を演出します。
これだけ収納があれば大人数を送迎する場合も安心です。
ハイエースの運転は危険と隣り合わせ!?安全性能はいかほどか!?
さて、次は安全性能です。
ハイエースほどの大きさの車を運転するとなると通常の車の感覚とは違い、車幅感覚やその長さを認識することは慣れていないと厳しいものです。
ハイエースにはトヨタセーフティーセンスが装備されており、前方の衝突軽減ブレーキや、踏み間違え防止機能、メーカーオプションではパノラミックビューモニターが用意されています。
メーカーオプションなので後付けはできませんが、大きな車体を上から見たような映像をナビ画面に表示してくれるので余裕があればつけたいオプションの一つです。
衝突軽減ブレーキはアクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を軽減してくれるシステムで、車庫入れや運転時に障害物を検知し、ブザーと表示でドライバーに教えてくれます。
そのほかにも以下のような安全装備が備わります。(引用:トヨタハイエースその他の安全性能)
レーンディパーチャーアラートは、道路上の白線や黄線をカメラで認識して、ドライバーがウィンカーを使わずに車線を変更する可能性があるときに、ブザーとディスプレイ表示で警告する機能です。
オートマチックハイビームは、車のハイビームとロービームを自動で処理することで、夜間に歩行者などを早期に発見することをサポートします。 切り替えを忘れたり手動で操作する手間も省けます。
VSC&TRCは、滑りやすい路面などで車両の横滑りや駆動輪の空転を感知して、各輪のブレーキやエンジン出力を制御することで、車両の安定性を保つことができます。
EBD(電子境界力配分制御)付ABS+ブレーキアシストは、ブレーキング時にタイヤのロックを抑制するABS機能に加えて、車両の走行状態に合わせて前後・左右輪に適切な流体力を配分するEBD機能また、緊急ブレーキを感知して強い主体力を発生させるブレーキアシストも搭載されています。
デジタルインナーミラーは、車両後方カメラの映像をインナーミラー内のディスプレイに表示して、後方の安全確認をサポートします。カメラには洗浄機能が付いています。
SRSエアバッグは、万一の衝突時に運転席や助手席の前方からの衝撃に対して作動し、シートベルトと合わせて乗員の頭や胸への重大な傷害を軽減する役割があります。
衝突安全面では、強化されたボディ構造と歩行者負担軽減ボディを採用しています。
強化されたロアメンバーやアッパーメンバー、ドアビームなどで衝撃荷重を吸収・分散してキャビンの変形を抑えます。
万一の対人事故でも衝撃を緩和するような構造になっています。
難しい言葉が並びますが、要は衝突時も安全なボディー構造をしているということです。
ファミリーカーにハイエースワゴンを買うにはどのくらいの予算が必要?
グレード | 価格 |
グランドキャビン | 372万9100円 |
GL | 318万9700円 |
DX | 290万3600円 |
意外と価格的には高額帯とはいかないようです。トヨタ内にはノアやヴォクシー、アルファードなどがありますが、大きさの割に金額はミニバン陣と大差はありません。むしろ安いかも?
ほんと、ミニバンより安いし人数も乗れるからハイエースにしよう!
1点ご注意ください、お忘れでしょうかハイエースの燃費を。
維持費を考えるとミニバンを購入したほうが経済的かもしれませんよ。
車両価格のみで選択すると後悔する可能性もありますので慎重に検討してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はトヨタのハイエースワゴンをファミリーカーとして使用できるか、ミニバンとしての性能についてみてきました。
結論、ハイエースワゴンはミニバンとしての性能は備えている。
しかし、いかにも商用車らしい見た目や燃費性能がヴォクシーやステップワゴンなどと比べると好みが分かれます。
趣味や仕事に車を使いたい人や常に大人数乗る可能性があるご家庭は検討してみてもいいかもしれませんね!
それでは最後にハイエースワゴンの特徴をおさらいして終わろうとおもいます。
全長は4840mm、全幅は1880mm、全高は2105mm!!
大きな車体は燃費にも影響!燃費性能は8.8km/L
メインの使用用途は荷物を運ぶこと、つまり荷物を載せないと乗り味はふわふわ。
大きな車体は風の影響を強く受ける!
業務用のニーズも高いので、リセールバリューが高い