運転支援システム(自動運転)メーカー毎の違いメリット・デメリット徹底比較【2024年】

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運転支援システムについて

ファミリーカーの購入を検討していると、「運転支援システム」や「先進安全装備」などの言葉を見たり聞いたりした経験もあるのではないでしょうか?

このような言葉を聞いて、安全に関する装置であることはわかるものの、どのような機能が装備され、どのような場面で動作するのかイメージをするのは難しいと思います。

今回は、2024年現在で各メーカーが搭載している先進的な安全装置である運転支援システムの機能について細かく解説します。

安全装備について知りたい方や運転をサポートしてくれる機能が装備されている車の購入を検討している方は、車選びの参考に比較してみてください。

また、自動運転と言われることが多い運転システムについて、どのように分類されているのか、多くの車に搭載されている運転支援システムが自動運転レベルのどこに位置するのかについても解説します。

命に関わる車の安全装備や自動運転などについて知りたいときにもこの記事を参考にしてみてください。

自動運転ってよく聞くけど具体的に何ができるか
よく分からないんだよなぁ・・・

でも安心してください。
この記事では、各メーカーごとメリット・デメリットを紹介しています。購入を検討する際の参考になると思いますよ。

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目次

運転支援システム(自動運転)について(2024年現在)

出典:日産自動車

国土交通省によると、自動運転はレベル1〜レベル5までの5段階に分類されています。

また、世に出回っている車の中には、自動運転システムが搭載されていない車もあるため、レベル0に相当する車もあるといえるでしょう。

つまり、自動運転レベルは、自動運転システムが搭載されていない「レベル0」から、完全自動運転の「レベル5」までの6段階に分類できるといえます。

また2024年時点でHONDAは高速道路(都市高速含む)での渋滞時での限定的なものではありますが、世界初のレベル3自動運転システムを新型レジェンドに搭載したことでも有名です。

自動運転レベルを一覧表にすると、次のようになります。

スクロールできます
自動運転レベル概要運転操作の主体対応する車両の名称
レベル0運転支援システム等がない車運転者
レベル1アクセル・ブレーキまたはハンドル操作のどちらかが部分的に自動化された状態運転者運転支援車
レベル2アクセル・ブレーキ操作およびハンドル操作の両方が部分的に自動化された状態運転者運転支援車
レベル3特定の走行環境条件下で自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態。ただし、自動運行装置の作動中、自動運行装置が正常に作動しないおそれがある場合は、運転操作を促す警報が発せられ、運転者が適切に応答しなければならない自動運行装置(自動運行装置の作動が困難な場合は運転者)条件付自動運転車(限定領域)
レベル4特定の走行環境条件下で自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態自動運行装置自動運転車(限定領域)
レベル5自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態自動運行装置完全自動運転車
※国土交通省の資料を参考に作成

自動運転の分類において重要なのは、運転の実行者が「運転者」自身なのか、それとも「自動運行システム」によるものなのかという区分です。

分類表を参照すると、レベル0からレベル2では運転の実行者は「運転者」であり、レベル3からレベル5では「自動運行システム」がその役割を担っていることが明らかになります。

これは、レベル2以下の場合、運転に関する責任がドライバーにあることを意味します。

一方で、レベル3以降では、自動運転システムがその責任を負うようになります。

市場に出回っている多くの自動車では、運転者が中心となる「レベル2」の自動運転技術が採用されているのが一般的です。

次に、各自動車メーカーが提供する運転支援システムについて詳しく説明していきます。

日産自動車 プロパイロット(自動運転レベル2)

出典:日産自動車

日産のプロパイロット技術は、ドライバーの運転を支援するために設計された革新的なシステムで、「プロパイロット」と「プロパイロット 2.0」の2つのバージョンがあります。

インターネット上では「プロパイロット 1.5」のような中間のシステムが存在するとの情報も散見されますが、公式には「プロパイロット」と「プロパイロット 2.0」のみが確認されています。

「プロパイロット」は、高速道路や自動車専用道での運転をサポートし、アクセル、ブレーキ、ステアリングの操作を自動で行うことで、ドライバーの負担を軽減します。

一方、「プロパイロット 2.0」は、これらの機能に加え、高速道路でのナビ連動ルート走行や同一車線内でのハンズオフ機能を世界で初めて実現しました。

これにより、ドライバーはハンドルから手を離しても、車両が車線を維持し、設定されたルートに沿って運転を続けることができます。

以下に、「プロパイロット」と「プロパイロット 2.0」の主な違いをまとめます。

  • プロパイロット:
    • 高速道路や自動車専用道での使用に適しています。
    • アクセル、ブレーキ、ステアリングの自動制御により、ドライバーの運転負担を軽減。
    • 先行車との適切な車間距離の維持、車線中央での走行をサポート。
  • プロパイロット 2.0:
    • 「プロパイロット」の機能に加え、ナビ連動ルート走行をサポート。
    • 高速道路での同一車線内ハンズオフ機能を世界初実装。
    • 車線変更や追い越し支援機能を提供し、より快適なドライブを実現。
スクロールできます
機能プロパイロットプロパイロット2.0
自動運転レベルレベル2レベル2
システム構成・単眼カメラ・カメラ:7個
・レーダー:5個
・ソナー:12個
アダプティブクルーズコントロール
(全車速追従機能付)
車線逸脱警報
車線逸脱支援
衝突回避ブレーキ
渋滞支援システム
オートハイビーム
ブラインドスポットモニター
(斜め後方支援機能)
後退時車両検知システム
踏み間違いサポート
アラウンドビューモニター
(全方位モニター)
ドライバー異常時対応システム
標識認識機能
ハンズオフ機能

日産の「プロパイロット」と「プロパイロット 2.0」を比較すると、最も顕著な違いはハンズオフ機能の有無にあります。

この機能は、運転中にハンドルから手を離すことを可能にします。

特に、「プロパイロット 2.0」は、複数のカメラとセンサーを駆使して360度の環境を感知する能力を持っている点が特徴的です。

このシステムは、ナビゲーションに設定された目的地に基づき、高速道路でのナビ連動ルート走行を可能にします。

合流後、システムは追い越しや分岐を含むルート上の高速道路出口までの運転をアシストします。

しかし、このハンズオフ機能は、ドライバーが常に前方の状況を把握し、必要に応じて直ちにハンドル操作が可能な状態を維持している場合に限り利用できます。

これは、システムが自動運転を完全に代行するわけではなく、あくまで運転支援機能であるため、安全運転の責任はドライバーにあります。

そのため、明確には自動運転システムではありませんので、プロパイロット搭載車を選ぶ際は注意してください。

【日産 プロパイロットのメリットとデメリット】

日産の先進的な運転支援システムであるプロパイロットのメリットとデメリットをまとめると次のようになります。

メリットデメリット
高速道路の走行時の支援が充実している
渋滞時の運転支援も充実している
標準装備されている機能が多い
車種によっては「メーカーオプション」となっている
ハンズオフ機能は「プロパイロット2.0」のみとなっている
「プロパイロット2.0」搭載車種が少ない
日産プロパイロットのメリットデメリット

日産 プロパイロットは、さまざまな機能が搭載される運転支援システムとなっています。

とくに高速道路を走行する際の支援に特化した機能が充実しているのも特徴です。

また、ファミリーカーとしても人気の軽自動車から高級車まで幅広く搭載されているシステムとなっています。

ただし、「プロパイロット」「プロパイロット2.0」ともに、自動運転レベル2に相当する「運転支援システム」です。

そのため、機能には限界があり、運転操作の主体もドライバーにあります。プロパイロットを使うときは、自動運転ではないことを理解して利用しましょう。

スバル アイサイト(自動運転レベル2)

出典:スバル

スバルのアイサイトは、2008年に導入された革新的な運転支援システムで、そのデビュー以来、数々の進化を遂げてきました。

当初は、ステレオカメラを用いてプリクラッシュセーフティや全車速追従機能付きクルーズコントロールを提供する世界初のシステムとして大きな注目を集めました。

2010年には、完全停止をサポートするバージョン2へとアップグレードされ、2014年には視野角の拡大、カメラのカラー化、ステアリング制御機能の向上を果たしたバージョン3が登場しました。

2017年には、ステアリング制御の速度域を拡大した「ツーリングアシスト」が導入され、2020年には360度センシングを実現した「新世代アイサイト」へと進化しました。

2022年には、画角を従来の約2倍に拡大し、新型のステレオカメラユニットと広角単眼カメラを採用することで、さらなる進化を遂げました。

加えて、3D高精度地図データとGPSや準天頂衛星「みちびき」を活用した高度運転支援システム「アイサイトX」を搭載したモデルも登場しています。

アイサイトXを搭載した車両では、渋滞時のハンズオフやアクティブレーンチェンジアシストなど、先進的な機能を備えています。

これらの機能は、スバルが提供する運転支援システムの中でも特に注目されるもので、ドライバーの安全と快適性を大きく向上させています。

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機能アイサイトアイサイトX
自動運転レベルレベル2レベル2
システム構成・ステレオカメラ
・広角単眼カメラ
・ステレオカメラ
・レーダー:前後4個
・高精度地図ロケーターなど
アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)
車線逸脱警報
車線逸脱支援
衝突回避ブレーキ
渋滞支援システム
オートハイビーム
ブラインドスポットモニター(斜め後方支援機能)
後退時車両検知システム
踏み間違いサポート
アラウンドビューモニター(全方位モニター)
ドライバー異常時対応システム
標識認識機能
ハンズオフ機能

上記の表のように、最新のアイサイトとアイサイトXを比べると、渋滞時の支援機能やハンズオフ機能の有無が違いとなります。

旅行などで長距離・長時間運転をするファミリーであれば、より安全性が高く機能性が高いアイサイトXを装着するとよいでしょう。

【スバル アイサイトのメリットとデメリット】

スバル アイサイトのメリットとデメリットを簡単にまとめると次のようになります。

メリットデメリット
アイサイトでも十分な機能が装備されている
長い歴史による信頼性の高さ
独自開発で進化し続けている安全装備
標識検知機能が装備されていない
渋滞時の支援機能がアイサイトXのみとなっている
ハンズオフ機能がアイサイトXのみとなっている

アイサイトも自動運転レベルは2に相当する運転支援システムです。

そのため、運転操作の主体はドライバーにあります。

アイサイトXが進化しているので、アイサイトが劣っているように感じてしまいますが、アイサイトも十分に信頼性の高いシステムです。

今後もスバルからはアイサイトXや次の運転支援装置の登場が期待できますね。

トヨタ 運転支援システムセーフティセンス

出典:トヨタ

トヨタ セーフティセンスは、2015年から展開が始まった予防安全技術のパッケージで、その導入以来、トヨタ車の安全性を大きく向上させてきました。

初期の段階では、「トヨタセーフティセンス/レクサスセーフティセンス+」、「トヨタセーフティセンスC」、「トヨタセーフティセンスP」という形で複数のバリエーションに分かれていました。

しかし、2018年には2世代目への移行と同時に、これらのシステムが「トヨタセーフティセンス(Toyota Safety Sense)」という一つの名称に統合されました。

このシステムは、広い速度域での警報とブレーキアシスト、衝突被害軽減ブレーキにより、衝突の回避または被害の軽減をサポートすることを目的としています。

進化した「単眼カメラ」と「ミリ波レーダー」の組み合わせにより、さらに多くのシーンでの安全性が強化されています。

昼夜を問わず歩行者や自転車運転者、さらには自動二輪車を検出し、衝突の可能性がある場合にはドライバーに警告を発し、必要に応じて自動でブレーキをかけることで、衝突回避または被害軽減をサポートします。

トヨタは、交通事故死傷者ゼロ社会を目指し、このような先進の安全技術を通じて、ドライバーと乗員、さらには歩行者の安全を守るための取り組みを続けています。

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機能トヨタセーフティセンス
(従来)
トヨタセーフティセンス
(2世代目)
自動運転レベルレベル2レベル2
システム構成・単眼カメラ・レーザーレーダー・単眼カメラ・ミリ波レーダー
アダプティブクルーズコントロール
(全車速追従機能付)
車線逸脱警報
車線逸脱支援
衝突回避ブレーキ
渋滞支援システム
オートハイビーム
レーンチェンジアシスト
踏み間違いサポート
アラウンドビューモニター
(全方位モニター)
ドライバー異常時対応システム
標識認識機能
ハンズオフ機能

トヨタセーフティセンスは、2世代目への移行後も革新的な進化を遂げ、運転支援機能の範囲を広げてきました。

このシステムは、より緻密な安全技術を提供し、運転中のリスクを低減するために細部にわたる配慮が施されています。

さらに、トヨタチームメイトを通じて、高度運転支援システム(ADAS)の範疇におけるハンズオフ機能を搭載した車種も登場しています。

これにより、特定の条件下でハンドルから手を離しても安全に走行を続けることが可能になり、運転の負担軽減に大きく貢献しています。

トヨタセーフティセンスの2世代目は、運転者と周囲の安全を守るために、さらに洗練された技術と機能を備えており、トヨタの安全技術の進化とその取り組みを象徴しています。

【トヨタセーフティセンスのメリットとデメリット】

トヨタ セーフティセンスのメリットやデメリットを簡単にまとめると次のようになります。

メリットデメリット
2世代目から機能が充実
高度運転支援システム「トヨタチームメイト」を用意
標識認識機能やレーンチェンジ(車線変更)アシストがある
他社よりも慎重な展開
トヨタセーフティセンスに高度運転支援システムが含まれていない
従来型は支援機能が少ない

トヨタセーフティセンス/トヨタチームメイトは、いずれも自動運転レベル2に相当する機能です。

そのため、運転操作の主体はドライバーです。よって、あくまでもサポート機能であるということを理解した上で利用する必要があります。

マツダ 運転支援システムi-Activsense

出典:マツダ

マツダのi-Activsenseは、2012年から展開が始まった、先端の運転支援技術群の名称です。

この技術は、ドライバーの認知、判断、操作をサポートし、事故リスクを最小限に抑えることを目的としています。2017年以降、マツダは多くの車種にこの技術を標準装備化し、安全性の向上に努めてきました。

マツダの安全思想は、危険な状況に陥る前に危険を回避することに重点を置いています。

この思想に基づき開発されたi-Activsenseは、さまざまな運転環境下でドライバーを効果的にサポートします。

また、マツダは、国が推奨する新しい自動車安全コンセプト「サポカーS」の「ワイド」に該当する技術を含む、先進安全技術をコンパクトカーからハイエンドモデルまでの全グレードに標準装備しています。

このように、マツダは車の大きさに関わらず、全車種にわたって先進安全技術の提供を実現しており、ファミリーカーを含む多くの車種で、より高い安全性を実現しています。

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機能i-Activsense
(2017年)
i-Activsense
(2022年)
自動運転レベルレベル2レベル2
システム構成・ミリ波レーダー
・カメラなど
・ミリ波レーダー
・カメラなど
アダプティブクルーズコントロール
(全車速追従機能付)
車線逸脱警報
車線逸脱支援
衝突回避ブレーキ
渋滞支援システム
オートハイビーム
ブラインドスポットモニター
(斜め後方支援機能)
踏み間違いサポート
アラウンドビューモニター
(全方位モニター)
ドライバー異常時対応システム
標識認識機能
ハンズオフ機能

i-Activsenseという名称の下に統合されているマツダの先進安全技術は、年式やモデルによって搭載されている機能に若干の違いがあります。

このため、最新の安全システムを求める場合は、新しい年式のモデルを選択することが望ましいでしょう。

また、どのような支援システムが装備されているか、必要なサポート機能はどれなのか見極めて購入することをおすすめします。

【マツダ i-Activsenseのメリットやデメリット】

マツダ i-Activsenseのメリットやデメリットを簡単にまとめると次のようになります。

メリットデメリット
日常の運転で必要な機能は2017年以降装備されている
新しいモデルであれば渋滞時の支援やドライバー異常検知システムが装備される
標準装備されている機能のみでも不足がない
ハンズオフ機能に対応していない
細かな改良や進歩はあるが、大きな進化がない
年式によって機能が異なるためスペック表を見比べる必要がある

i-Activsenseも自動運転レベル2に相当する運転支援システムです。

アップデートしなくてもそのままで十分に活用できるのも魅力になっています。

ただし、システムを過信せずドライバーが主体となってサポート機能を利用する必要がある点には注意が必要です。

ホンダ 運転支援システムHonda SENSING

出典:ホンダ

Honda SENSINGは、2014年に導入された以来、Honda車に順次搭載されてきた先進の安全装備群です。

2021年には、全方位からの安全を支援する「Honda SENSING 360」の2022年からの展開を発表し、2024年からはさらに新機能を追加した「Honda SENSING 360」を世界各国で展開する計画を公表しました。

Honda SENSINGは、衝突軽減ブレーキ(CMBS)、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキ、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能など、多岐にわたる安全機能を提供します。

また、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)、標識認識機能、オートハイビームなど、運転支援機能も充実しています。

これらの機能は、Hondaが推進する「サポカー」概念にも合致し、安全性能の高い自動車として認識されています。Honda SENSING搭載車は、安全運転をサポートするための機能であり、各機能の能力には限界があるため、運転者は常に周囲の状況に注意し、安全運転を心がける必要があります。

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機能Honda SENSING
(2014年)
Honda SENSING
(2022年)
自動運転レベルレベル2レベル2
システム構成・ミリ波レーダー
・カメラ
・ミリ波レーダー
・カメラ
アダプティブクルーズコントロール
(全車速追従機能付)
車線逸脱警報
車線逸脱支援
衝突回避ブレーキ
渋滞支援システム
オートハイビーム
ブラインドスポットモニター
(斜め後方支援機能)
踏み間違いサポート
アラウンドビューモニター
(全方位モニター)
ドライバー異常時対応システム
標識認識機能
ハンズオフ機能

ホンダセンシングは、デビュー当初から名称の変更がないものの、機能が進歩しています。

デビュー当初にはなかった機能が2022年の新型車に装着されていることからも、着実に進化しているシステムであると評価できるので期待度も高いといえるでしょう。

今後登場する「Honda SENSING 360」では、ハンズオフ機能やドライバー異常時対応システムなども追加されます。

そのため、より安全性の高いモデルがほしいのであれば、「Honda SENSING 360」を待ってもよいといえるでしょう。

【Honda SENSING(ホンダセンシング)のメリットやデメリット】

ホンダセンシングのメリットやデメリットを簡単にまとめると次のようになります。

メリットデメリット
デビュー当初から機能が充実
新しいホンダセンシングであれば機能が追加されている
標識認識機能や誤発進抑制機能が標準装備
デビュー当初から大きな進歩がない
ハンズオフ機能は「Honda SENSING 360」から導入予定
ドライバー異常時対応システムも「Honda SENSING 360」から導入予定

ホンダセンシングそのものは、自動運転レベル2に相当する運転支援システムです。

ホンダは、自動運転レベル3に相当するモデルも限定的に販売しましたが、多くの車種に搭載されている運転支援システムはレベル2となっています。

運転操作の主体がドライバーにあるため、あくまでもサポート機能として利用するようにしましょう。

スズキ 運転支援システムセーフティサポート

出典:スズキ

スズキ セーフティサポートは、2010年代初頭から導入が始まった運転支援システムで、衝突被害軽減ブレーキを中心とした機能からスタートしました。

以降、その機能範囲を徐々に拡張し、軽自動車から普通車に至るまで、スズキの幅広い車種に搭載されています。

スズキの安全技術は、乗る人の毎日を想い、小さなクルマで大きな安心を提供することを目指しています。

基本安全に加え、予防安全技術「スズキ セーフティサポート」を通じて、ヒヤリとする瞬間を最小限に抑え、事故そのものを未然に防ぐことを目的としています。

このシステムには、誤発進抑制機能、車線逸脱抑制機能、アダプティブクルーズコントロール、車線維持支援機能など、多岐にわたる運転支援機能が含まれています。

スクロールできます
機能スズキセーフティサポート
(2024年時点)
自動運転レベルレベル2
システム構成・レーダー
・カメラなど
アダプティブクルーズコントロール
(全車速追従機能付)
車線逸脱警報
車線逸脱支援
衝突回避ブレーキ
渋滞支援システム
オートハイビーム
ブラインドスポットモニター
(斜め後方支援機能)
踏み間違いサポート
アラウンドビューモニター
(全方位モニター)
ドライバー異常時対応システム
標識認識機能
ハンズオフ機能

スズキセーフティサポートは、運転支援システムとして必要な機能が十分に備わっているサポート機能といえるでしょう。

車種によってカメラの数やレーダーの種類などが異なり、機能にも違いがあるため、購入時は必要な機能が備わっているか確認するようにしましょう。

【スズキセーフティサポートのメリットやデメリット】

スズキセーフティサポートのメリットやデメリットを簡単にまとめると次のようになります。

メリットデメリット
軽自動車から普通車まで幅広く搭載されている
小さな車でも十分な運転支援システムが装備されている
車線逸脱や標識認識などの細かな部分まで機能が充実している
車種によってカメラやレーダーの種類が異なる
渋滞時の支援に対応していない
ハンズオフ機能に対応していない

小さな車であっても十分な運転支援を受けられるのがスズキセーフティサポートの特徴です。

また標識の認識など細かな部分まで対応しています。

ただし、自動運転レベルは2に相当するためあくまでもサポート機能であると理解して利用しましょう。

ダイハツ 運転支援システムスマートアシスト

出典:ダイハツ

ダイハツ スマートアシストは、2012年にムーヴの販売開始とともに導入された運転支援システムで、以来、スマートアシストII、スマートアシストIIIへと進化を遂げてきました。

2018年には、タント/タントカスタムに「次世代スマートアシスト」が搭載され、ダイハツの予防安全・運転支援技術の新たなステージへと進みました。

このシステムは、「もしも」の事故を防ぎ、「いつも」の運転を安心サポートする技術を核としており、ペダル踏み間違い時の加速抑制機能など、事故のリスクを最小限に抑えるための機能が備わっています。

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機能次世代スマートアシスト
(2024年時点)
自動運転レベルレベル2
システム構成・ステレオカメラ
・ソナーなど
アダプティブクルーズコントロール
(全車速追従機能付)
車線逸脱警報
車線逸脱支援
衝突回避ブレーキ
渋滞支援システム
オートハイビーム
ブラインドスポットモニター
(斜め後方支援機能)
踏み間違いサポート
アラウンドビューモニター
(全方位モニター)
ドライバー異常時対応システム
標識認識機能
ハンズオフ機能

スマートアシストは、ステレオカメラによって周囲の状況を認識し安全運転をサポートするシステムで、軽自動車から普通車まで幅広く搭載されている運転支援システムです。

ただし、車種によって機能が異なる場合があります。そのため、購入時にはどのような支援機能が装備されているか確認しましょう。

【ダイハツ スマートアシストのメリットやデメリット】

ダイハツ スマートアシストのメリットやデメリットを簡単にまとめると次のようになります。

メリットデメリット
運転支援システムの機能が充実している
軽自動車から普通車まで幅広く搭載されている
長距離運転をサポートする機能も搭載されている
渋滞支援システムが搭載されていない
ハンズオフ機能がない
車種によって搭載されている機能が異なる場合がある

2018年を境に機能が充実したスマートアシストは、自動運転レベル2に相当する運転支援システムです。

運転操作の主体はドライバーにあるため、あくまでもサポート機能であるということを理解して利用することがポイントとなります。

各社の運転支援システムの徹底比較表

スクロールできます
機能【日産】
プロパイロット
【スバル】
アイサイト
【トヨタ】
トヨタセーフティセンス
【マツダ
】i-Activsense
【ホンダ】
Honda SENSING
【スズキ】
スズキセーフティサポート
【ダイハツ】
スマートアシスト
自動運転レベルレベル2レベル2レベル2レベル2レベル2レベル2レベル2
システム構成・カメラ
・ソナー
・レーダー
・ステレオカメラ
・広角単眼カメラなど
・単眼カメラ
・ミリ波レーダー
・カメラ
・ミリ波レーダーなど
・カメラ
・ミリ波レーダー
・カメラ
・レーダー
・ステレオカメラ
・ソナーなど
アダプティブクルーズコントロール
車線逸脱警報
車線逸脱支援
衝突回避ブレーキ
渋滞支援システム◯(アイサイトX)◯(トヨタチームメイト)
オートハイビーム
ブラインドスポットモニター
踏み間違いサポート
アラウンドビューモニター
ドライバー異常時対応システム
標識認識機能
ハンズオフ機能◯(2.0)◯(アイサイトX)◯(トヨタチームメイト)

運転支援システムと言ってもいろいろと違いがあるんだ。
メーカー毎にまとめてくれると分かりやすくてとても参考になったよ。

それぞれのメーカーで特徴を打ち出しているし、技術は日々進化しているので、今後も期待できますね。

まとめ

出典:日産自動車

各自動車メーカーが提供する運転支援システムを比較すると、名称は異なれども、その機能には類似点が多いことが明らかになります。

2024年現在、市場に出ている多くの自動車は、運転操作の主体がドライバーである「自動運転レベル2」に該当するシステムを搭載しています。

これは、万が一の事態が発生した際には、最終的な責任が運転者にあることを意味します。

ハンズオフ機能が搭載されている車種もありますが、この機能はドライバーの監視下でのみ作動し、運転操作の主体がシステムに移行する自動運転レベル3には至らないのが現状です。

そのため、自動運転レベル3への進化は、技術的にも法規制的にも高いハードルが存在します。

市場に出回っている運転支援システムは、基本的に運転者のサポートを目的としており、特にファミリーカーとしての使用を考える場合、同乗者の安全を確保するためにも、これらのシステムの機能と限界を理解し、過信せずに適切に利用することが重要です。

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