車載用Wi-Fiルーター カロッツェリア DCT-WR100Dを1年使ってみて実際の感想や使い勝手をレビュー。
車内のインターネット繋ぎ放題の環境が格安で実現できます、私が使ってみて感じたメリット・デメリットをリアルにご紹介!
車の中でもWi-Fi(インターネット接続)ができたらいいな?と考えている方も多いのではないでしょうか?スマートフォンとのテザリングやモバイルWi-Fiも良いですが、車内での利用が多いなら、断然車載用Wi-Fiルーター カロッツェリア DCT-WR100Dがオススメです!年間13,200円で使い放題は他のWi-Fiサービスでは考えられません。
車載用ということで他のWi-Fi接続サービスとはいくつか異なるポイントがありますので、メリット・デメリットのご紹介と、実際の利用を通じて感じたことなどを含めてレビューしていきます。
他に類似製品がないため、購入を検討されている方はいろんな疑問を感じられていると思います。それらの疑問についても、実際に使ってみた体験を踏まえて解説していきたいと思います。
ドライブをより楽しいものにするために、後部座席の子ども達には動画やYoutubeを楽しんでもらいましょう、接続を工夫して後部座席モニターに映像を映すのも良いですし、スマホやタブレットなどを固定して、そちらで再生するのも良いですね。
DCT-WR100Dを活用すれば、車内は完全にWi-Fi接続し放題なので、格安SIMを契約しているお父さんお母さんも、気兼ねなくインターネットが利用できますよ。接続数も最大5台まで接続できますので、それぞれが違う端末で自分の好きな物を楽しむこともできます。
メリット | デメリット |
---|---|
制限なく利用可能(無制限) 通信費用が安い(年間13200円) ドコモ回線利用で安定したネット環境 バッテリー非搭載で発火等の心配がない | 停車時には最長1時間しか利用できない エンジンを切ると、接続が切れる。 車内でしか利用できない。 本体代が高い、2年ごとにSIMカードの差し替え(5500円)が必要 |
DCT-WR100Dとは
Pioneerが販売する、車内での利用に特化した車載用のWiFiルーターです。
車内での利用に限られますが、ドコモ回線を無制限で利用することが可能です。車内で動画閲覧などには非常にうれしい商品です。
自動車で動画閲覧などを行う際に、ポケットWiFiを利用している方も多いと思いますが、月額の通信費用365日プランで13200円(税込)で非常に安価なサービスです。
「Car Goods Press of The Year2021」「日刊自動車新聞用品大賞2021」「Car Goods of The Year 2020」などの各賞を受賞している話題の商品になります。
評判の車内Wi-Fi、DCT-WR100Dを購入した理由
私の車はAmazonプライムやYoutubeが閲覧できるようにしており、後部座席モニターで子供が動画を楽しんだり、一人でドライブする際も音楽配信サービスを利用するため、インターネット接続環境が必須です。
そのためWi-Fiルーターを別で契約していたのですが、車内以外ではWi-Fiルータを利用していませんでした。
Wi-Fiルータ―の利用費用として月額4000円前後の支払いをしていたので、若干もったいなさも感じていましたが、それ以外に特段の不満もなかったので、そのまま利用していました。
車内でしかWi-Fiルータ―を利用しないため、USBから給電したままの状態でダッシュボードの中に置きっぱなしにしていたのですが、夏に灼熱にさらされたためか、バッテリーがパンパンに膨れ上がってきていました・・。
車内でモバイルバッテリーなどが発火して火災になったというようなニュースもよく目にしていましたので、気づかずにそのままにしていたらと思うとゾッとしました。
何とか解消法をと考え、車載できるWi-Fiルータを探していたところ、こちらのDCT-WR100Dにたどり付きました、シガーソケットからの給電となるため、バッテリーは搭載しておらず発火の心配はありません。
また開発メーカーもカーナビなどで実績豊富なパイオニア、車載専用として開発されているので安心です。
さっそく購入を検討したものの詳細な情報があまりなく、既存のWi-Fiルータとは異なる点も多かったので、多少躊躇はしましたが、結局価格の安さにつられて契約してみることにしました。
結果DCT-WR100Dに非常に満足しているのですが、当時購入をを迷った理由としては以下のような点からです。
- 料金プランが分かりにくい、本当に安いのか?
- 本当につなぎ放題なのか?〇ギガ/3日などの制限はないのか?
- 車載用とはどういうことなのか?
- 通信速度はどうなのか?Amazonプライムなどの動画は再生できるのか?
購入前は上記のような事を考えながらも、結局安さにひかれて疑問の解消前に購入してしまったので、過去の自分の疑問を現在の自分がこたえるような形になってしまいますが、それぞれ説明をしていきたいと思います。
DCT-WR100Dのメリットは?
車載用DCT-WR100Dってどういうこと、車外で使うには?
車載用Wi-Fiとは何ぞやということですが、基本的には車載でしか利用できないWi-Fiとなります。センサー類で走行判定を行っている為、車外での利用は出来ません。「車載=シガーソケット」だから車載でしか利用できないとお考えかもしれませんが、ここは少し異なります。
私も購入当時はシガーソケットがある場所でだったら車内じゃなくても使えるんじゃないか?室内でもこの値段でインターネット使い放題だったら、最強じゃん?と思って試してみたのですが、当然つながりませんでした。
車載されていてエンジンがかかっていて、車が動いているかどうかを内部のセンサーで判断して走行判定し、通信のON/OFFの切り替えを行っているようです。接続場所を車内に限定しているから、回線が安価に提供できているんですね。
メーカーWEBサイトにも以下の記載がありますので、車内以外の利用を中心に考えておられる方はポケットWi-Fiを検討された方が良さそうです。
説明書には本体を固定して取り付けるようにと記載がありますが、私は取り付けずにそのままダッシュボードにいれるか助手席に乗せたままで利用していたのですが、問題なくインターネット接続ができています。
家族の別の車で外出する際などに、そちらでも利用したいと考えたため固定はしていませんでした。車載という条件さえあえば、車は限定されないので複数の車に乗せ換えて利用することも可能です。
別の車に乗る際にもDCT-WR100Dを持ち込むことで、Wi-Fiを利用していましたが、本来は固定して利用することを想定されているようで、本体の配線がむき出しで非常に弱そうになっています。固定せずに利用する際には注意が必要です。
Twitterにケーブルが切れてしまった方の口コミ投稿がありました、同感です!固定せずに利用をされる方は取り扱いには注意しましょう。
いつも助手席に置いておくわけには行かないので、普段はシガーソケットを延長してダッシュボードの中に置いておくようにしていました、固定はしていませんがこれでも問題なく接続できています。
DCT-WR100Dを改造しても車外で利用できないのか?
DCT-WR100Dは総務省より技適マーク(技術基準適合証明)の適用を受けている商品になります、技適マークのついた商品を改造し、使用すると電波法違反(※)になる恐れがあります。改造や分解は絶対におやめください。
(※電波法違反の場合、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金の対象となります。また、公共性の高い無線局に妨害を与えた場合は、5年以下の懲役又は250万円以下の罰金の対象となります。)
>>総務省電波利用ホームページ
DCT-WR100Dは本当にインターネットつなぎ放題なのか?
発売元のPioneerの公式サイトに以下のような記述があります。
メーカーが明確に通信量の制限はありませんと発表しているので、異常な通信量がなければ制限がかかる事はないと思います。
私も何度か半日以上の長距離ドライブで利用し、長時間に渡って動画再生を続けたことがあります、その時のデータ通信量はかなり多かったと思いますが、速度制限的なものは当日も翌日以降も発生しませんでした。
DCT-WR100Dを購入前に、車内でモバイルWi-Fiルータを利用していた際、毎月数十ギガ利用していました。DCT-WR100Dでも同様に利用していますが、一度も制限等はかかったことがありません。
車載用Wi-Fiの通信速度、通信品質はどうなのか?
ドコモの回線を利用しているんので、山間部などでも問題なく繋がりました。ほとんど動画閲覧や音楽視聴で利用していたのですが、動画が途切れたり音楽が飛んでしまうようなことは、私の場合はありませんでした。ただ、電波エリア内であることは間違いないのですが、インターネットにつながらないことが何度かありました。その時は端末の再起動(シガーソケットの抜き差し)で解決しました。一時的につながらないことは、モバイルWi-Fiルーターでもたまに起こっていたことなのであまり気にはなりません。
動画視聴についても、Amazonプライム、Netflixの閲覧も全く問題ありません、Youtube等は高画質設定でもOKです、複数のスマホで別々の動画を再生したりしても全く問題ありません。家庭のWi-Fiがそのまま車に搭載されたようなイメージで利用できました。
DCT-WR100Dのデメリットを詳しく
DCT-WR100Dをオススメするメリットは多数お伝えしましたが、やはりデメリットも存在します。実際に利用して感じたデメリットをご説明します。
停車時には最長1時間しか利用できない
車載用という位置づけから走行中は無制限に接続可能ですが、停車時には利用時間制限が設けられています。
車載されているかどうかをセンサー類で判別するために、上記のようなルールが設けれています。車が動いている間は何時間でも時間制限なく接続可能ですが、停車すると停車後60分しか接続することが出来ません。
例えばドライブ中に1時間を超える休憩をする場合や車中泊で数時間車内で過ごす場合は、最長でも停車してから60分しかWi-Fiを接続することが出来なくなります。
車を少し動かせば再度Wi-Fiに接続することができますので、通常の自動車の利用であればそれほど問題になることは無いと思いますが、車中泊などで停車時に長時間の利用を検討されておられる方などは注意が必要です。
エンジンを切ると、接続が切れる。車中泊には厳しいかも
これも大きなデメリットではないかもしれませんが、私が経験するなかで改善してくれたらうれしいなと思った点です。
シガーソケットから給電しているので仕方がないのですが、エンジンを切るとDCT-WR100Dの電源も一度切れてしまいます。再度エンジンをかけるともう一度電源はONになって接続が開始されるのですが、再起動にどうしても時間がかかってしまいます。(1-2分程度)
※アイドリングストップ車の場合、走行中のアイドリングストップではWi-Fiは切れません。接続が切れてしまうのは、ドライバーがエンジンを停止した場合です。
たとえば、移動中に近くで数件立ち寄り先がある場合などは、エンジンを切る都度Wi-Fiが切れてしまうのでなかなか思うようにWi-Fiを利用することが出来ません。バッテリーが内臓されていないので仕方ないのかもしれません。
車内でしか利用できない
これも車載用なので仕方がないですね。デメリットではありますが、その分安価に接続サービスを提供してもらえているので、仕方ないと思います。
もし、車内以外の場所での利用もしたいと考えられている方は、もう少し費用をプラスして通常のモバイルWi-Fiを利用されるのも良いかもしれません。
ただ、私も経験したようにモバイルWi-Fiのようなバッテリーで動作するものは、車内に放置した場合発火のリスクが伴いますので、くれぐれも車内に放置しないようにされてください。
DCT-WR100Dのデメリットは本体代が高い!2年毎にUIMカード(5,500円カード)の更新が必要。
はっきり言って料金プランが分かりにくいです。通常のWi-Fiルーターは最初に初期費用や事務手数料を支払って、あとは月額費用を支払う。といった感じですが。DCT-WR100Dは本体を購入して、通信契約を行い、2年毎に通信カードの更新が必要。みたいな感じで少し複雑です。UIMの購入など若干の手間を感じてしまう点が、いまいち普及しきれていない原因かもしれませんね。ただお得なのは間違いないので、以下でどのぐらいお得なのか確認してみてください。
本体価格は実版価格は23,000円前後(希望小売価格 27,500円)、通信費用は年間13,200円。公式サイトにも小さくしか記載がないのですが、「通信利用期間 2年」となっており、本体購入時には同梱されているため必要ありませんが、利用を開始して、2年毎にUIM-100という専用のSIMカードのようなものを5,500円で購入する必要があります。
UIM-100を2年毎に購入するとしても、一般的なWi-Fiルータ―と比べて価格は安価なのですが、13,200円/年は年間の通信費のみなので、初回の本体価格と2年毎のUIM-100カードの購入価格を含めた形でWi-Fiルータ―との比較を行ってみましたのでご確認ください。
モバイルWi-Fiルータはサービスによって価格は様々ですが、私が利用していた100GB/月のサービスとの比較してみました。
DCT-WR100D | モバイルWi-Fiルーター | |
---|---|---|
通信容量 | 無制限 | 100GB/月 |
①初期費用 | 23,000円前後 (本体購入費用) | (事務手数料) | 3,000円
②月額費用 | (1年契約の場合) | 1,100円4,000円 |
③通信速度 | 5,500円/2年毎 (UIMカードの購入) | 無し |
1年目年間費用 | 36,200円 | 51,000円 |
2年目年間費用 | 13,200円 | 48,000円 |
2年間合計 | (1か月あたり2,058円) | 49,400円(1か月あたり4,125円) | 99,000円
3年目年間費用 | 18,700円 | 48,000円 |
4年目年間費用 | 13,200円 | 48,000円 |
4年間合計 | (1か月あたり1,693円) | 81,300円(1か月あたり4,062円) | 195,000円
比較してみると、DCT-WR100Dの方が断然安いですね、本体価格が高いのですが、それを含めても1年目だけでも14,800円もお得になります。Wi-Fiルータは保険に加入しなければならない場合や、通信機器本体を破損や紛失してしまった場合などは数万円の保証金を支払わなければならないケースなどもあります。
DCT-WR100Dは車外での利用ができないので、車外での利用もある場合はモバイルWi-Fiルーターの方が良いと思いますが、車内での利用が中心になる場合は、DCT-WR100Dの契約をオススメします。
裏技?
Amazonでシガーソケット電源ではなく、USBで接続するためのケーブルが販売されていました。純正品ではないのですが、商品レビューを見たところ問題なく動作はしそうな感じですね。
最近はUSB電源が取れる車種も増えているのでUSB接続ができると便利そうです、ただし、DCT-WR100D特有の停車時の利用制限等を解除できるものではないので、利用することで車外でも通信ができるようになる訳ではないので、ご注意ください。
それと、パイオニアが販売している物ではないので利用については自己責任でお願いします。
メーカーホームページには、以下の注意書きもありますのでメーカー指定以外の利用については、ご注意ください。
中古で売ってるけど中古ってありなの?
メルカリなどのフリマサービスにも、DCT-WR100Dが出品されていることがありますね、価格は12000~16000円前後で取引されているようです。
Amazonなどでの販売価格が21000~23000円ぐらいなので、少しお得に購入できそうですね。
ただし、注意点があります。
DCT-WR100Dの通信カード(UIMカード)DCT-WR100D専用の通信カードになります。
こちらのカードは2年ごとに差し替えが必要となる点と、利用者の個人情報と紐づけられているため、中古端末を購入後、UIMカードは自分で購入する必要があります。
そのため、中古でDCT-WR100Dを購入する場合は、購入価格に+5500円のUIMカードが必要ということを認識しておく必要があります。
また、新品での購入の場合は、1年間のメーカー保証がついていますが中古の場合は保証が切れてしまっていることがあるため、その点にも注意しましょう。
>>車載用Wi-Fiルーター更新用UIMカード
(DCT-WR100D専用UIMカードは上記サイトからのみ購入可能です)
DCT-WR100Dは意外に中古で高く売れるかも
メルカリなどのフリマサイトなどでも、12000~16000円前後で取引されているので、新品で購入して22000円前後なので、使用後に不要となったら、出品しても手も意外に高く売れるメリットもあるのかもしれませんね。
DCT-WR100Dのまとめ
メリット・デメリットはありますが車内でのWi-Fi利用に限って考えると、非常にオススメのサービスだと思います。
主に子供たちに車の中で動画やYoutubeを見せるためにDCT-WR100Dを契約しましたが、私は車通期のため車に乗っている時が長く、DCT-WR100Dを購入してから車内では、いつもスマホがWi-Fiに繋がったままの状態なのでスマホのパケット利用も大幅に減らすことができました。
車内でインターネット利用をお考えの方には本当にオススメですので、ぜひご検討ください。
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